素晴らしい自然と徳島が育んだ文化に出会う旅
日本文化の源流ともよぶべき関西だからこそ、本物の日本体験が実現します。普段足を踏み入れることが難しい「特別な空間」で「その道を極めた一流の方」に出会う、あなただけの特別な体験が楽しめます。
ここ徳島では、大迫力の渦潮、渓谷美が見事な祖谷渓など、海・山・川がもたらす自然の素晴らしさが実感できるツアーです。豊かな自然が育んだ郷土料理を味わい、何世代にもわたって受け継がれる伝統文化にも触れましょう。
Day1
徳島駅
オリエンテーション・クルーズ
本州から淡路島をわたって徳島県の玄関口ともいえる鳴門で、世界屈指の規模を誇る渦潮が生まれる海をクルーズ船に乗って体感しましょう。ウチノ海から出港し、堀越海峡と鳴門海峡を巡る約90分間の船上の旅は、雄大な景色と迫力満点の渦潮を眺めることができるのはもちろん、潮流が重なり合う海域ならではのエキサイティングなひとときも体験できます。船は世界のトップメーカー「SeaRay」社のエレガントなクルージングボートを用いて、安心できる操縦技術を持った船長が舵を取るので乗り心地は抜群です。
すし一
鳴門の名店といえば、真っ先にその名が挙がる老舗寿司処。半世紀前に創業した当時から、一貫して鳴門近海で獲れた魚介類をメインに扱っています。旬のものを吟味しているのでネタの品揃えは季節によって変わります。鯛、ヒラメ、カレイなどの定番はさることながら、春のサワラ、夏のハモといったご当地感あふれるネタも絶品です。ランチでいただくのはお任せのにぎり寿司。職人の仕事ぶりが見られるカウンター席に座って、できたて・極上の寿司をお召し上がりください。
本藍染矢野工場
化学染料は一切使わず、自然栽培の葉を発酵させた伝統技法で染められる藍染。別名「ジャパン・ブルー」とも呼ばれ、徳島県では古来よりこの染め技法が職人たちによって受け継がれています。今回は矢野藍秀さんが代表を務める工場を訪れて実際に工程を見学。なぜこれほどまでに美しい藍色を出せるのかなど、矢野さんから直接お話を聞いて藍染の魅力に迫ります。さらに本藍染め体験にも挑戦していただきます。染めるアイテムは持ち込みも可能で、ハンカチ、スカーフのほかに木材・皮加工品も対象となります。職人の指導のもとで手がけたオンリーワンの作品は、思い出に残るお土産となることでしょう。
ホテル祖谷温泉
秘境の渓谷美が見事な祖谷渓に佇むホテルで旅の疲れを癒してください。お部屋は和モダンの洗練されたデザインで統一され、窓を開ければ季節ごとに移ろう渓谷の景色が眺められるだけでなく、谷川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえてリラックスムードに満ちあふれています。ケーブルカーで谷底まで移動したところには露天風呂があり、源泉かけ流しの湯を贅沢に楽しむことができます。アルカリ性の泉質は美肌効果を高める効能があり、女性のお客様から高い評価を集めています。夕食は地元産の季節の恵みが並び、源平いも、肉厚のしいたけ、山菜そば、祖谷豆腐など、郷土の味を余すことなく味わうことができます。
Day2
祖谷渓
ホテルをチェックアウトしたら、切立った山々が連なり手付かずの自然に囲まれた日本三大秘境のひとつ「祖谷渓」を訪れます。同所のシンボルである「祖谷のかずら橋」は、川を挟んで両岸を結ぶ長さ45m・幅2m・水面上14mの吊り橋で、橋の材質はシラクチカズラという植物。実際に渡ることもできますがユラユラと揺れる造りなうえ、足元には祖谷川も見えてスリル満点です。ほかにも川の蛇行する様子を一望することができる「ひの字渓谷」、大断崖に立っているシュールな「小便小僧」といったスポットにも立ち寄り、最後は山の斜面にそって広がる「落合集落展望所」へ。この集落は江戸中期(17世紀中頃)から明治期にかけて建てられた⺠家が並ぶ国の重要伝統的建造群保存地区に指定されています。日本の山村の原風景ともいえる美しいロケーションをぜひカメラに収めてください。
旧喜多家
祖谷エリアにいくつか現存する武家屋敷の中で一番大きな「旧喜多家」で昼食を。囲炉裏を囲んでいただけるのは、地元でそば体験工房を主宰する都築麗子さんの心のこもった料理の数々です。山菜の天ぷら、手打ち蕎⻨、おにぎり、鹿・猪の天ぷらをはじめ、名物の「でこまわし」も提供します。「でこまわし」とは、じゃがいも・そば団子・岩豆腐・こんにゃくをみそだれで味付けした串焼きのこと。囲炉裏に立ててじんわりと焼き上げたアツアツをご賞味ください。食後には里に伝わる伝説の話や、都築さん自らが唄う祖谷⺠謡を聞いて郷土の文化にも触れていただきます。
犬飼農村舞台 <特別文化体験>
人形浄瑠璃は、太夫の語りと三味線の音色が織りなす物語に合わせて演じられる人形芝居で、今から400年以上前に誕生しました。世界でもめずらしい3人で一体を操る人形は、目、眉、口など表情が変化し、指先まで動く繊細で丁寧な表現が可能です。太夫、三味線、人形の三業が一体となり、物語の登場人物の性根や心情を表現します。徳島県はこの人形浄瑠璃が国内でもっとも盛んに行われている県として知られており、今もなお各地に農村舞台(浄瑠璃を披露する野外の舞台設備)が多数現存しています。今回は「犬飼農村舞台」を貸し切って、ツアー参加者だけの特別公演を実施。神事的な演目、徳島の人物が主人公の定番演目、さらに貴重な「襖カラクリ」も鑑賞していだきます。公演終了後には人形に触れて、実際に操ってみたり、舞台裏の見学などの体験もご用意しています。
徳島駅
<本ツアーについて>
2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成の一環として、本ツアーを企画いたしました。日本文化の源流ともよぶべき関西の伝統文化資源を次世代に継承していくために、皆さまにお支払いいただく本ツアーの旅行代金の一部は、有形・無形の文化財の維持や伝承に役立てられます。ぜひ文化観光の好循環サイクルを目指す本ツアーにご賛同いただければ幸いです。
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