江戸から明治期にかけ阿波藍の集積地として栄え、古い商家の面影を伝える本瓦葺の屋根に漆喰塗りの壁、そして「うだつ」と呼ばれる火よけ壁による装飾が施された古い町並みが見られます。
阿波の国徳島藩では藍の栽培を奨励し、美馬市脇町はその集散地として、また、藍商を中心とした商人の町として栄えました。町並みの建物は「うだつ」の他、「むしこ窓」「格子造り」「しとみ戸」など、当時の繫栄した商家の暮らし文化が残っています。1792年に建てられた吉田家はこの地域で最大の床面積をもち、大きな蔵や、船着き場も備えたもので、当時の藍商人の隆盛がわかります。有料で見学できるようになっており、中では藍製品の販売も行われています。
町並みには、飲食店や商店の他、藍染体験や和傘づくり体験ができる施設があります。吉野川沿いに洪水被害軽減のために植えられた竹が豊富にあったことから、和傘づくりが盛んに行われていた地域であり、現在うだつの町並みの一角で製造と体験が行われています。
江戸期からの歴史文化が残る脇町うだつの町並みで、当時の暮らしを感じてみてください。夜のライトアップされた風景も魅力的です。
- 施設名称
- 脇町うだつの町並み
- 住所
- 徳島県美馬市脇町大字脇町
- 予算
- 吉田家住宅入場料大人510円、小人250円
- 支払い方法
- 現金、クレジットカード、PayPay、交通系ICカード
- 電話番号
- 0883-53-8599
- アクセス
- 脇町ICから車で約10分
- 公式サイト
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