熊野古道伊勢路は「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されており、伊勢神宮を訪れた旅人が熊野三山を詣でるために形成された祈りの道でもあります。
馬越峠の石畳は伊勢路の中でも随一の美しさを誇りますが、日本有数の多雨地帯にあるので水はけを良くして山道が崩れるのを防ぐためU字状に掘った道に何層もの石畳が敷き詰められています。周りに茂ったシダの葉や尾鷲ヒノキの樹木も含め心安らぐ見事な景観が続きます。
馬越峠から西に行くと便石山「象の背」があり、熊野北カルデラで形成された巨岩と尾鷲湾の絶景が楽しめます。
馬越峠と並んで多くの方が訪れる松本峠では幾重にも積み重なる苔むした石畳の側面を見ることができ、馬越峠とは別の景観を楽しむことができます。峠付近の東屋からは熊野市街から七里御浜に沿って熊野速玉大社を目指す浜街道が一望できます。
雨上がりの馬越峠
象の背から左側は紀北町、右側には尾鷲市が広がる
松本峠の東屋から見る浜街道
- 施設名称
- 熊野古道伊勢路、便石山
- 住所
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[馬越峠]三重県北牟婁郡紀北町、三重県尾鷲市
[便石山]三重県北牟婁郡紀北町
[松本峠]三重県熊野市 - 電話番号
- 0597－89－6172（一般社団法人東紀州地域振興公社／8：30〜17:15／土日祝・年末年始休）
- アクセス
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[馬越峠]車で海山ICから国道42号を経由し約5分、またはJR紀勢本線相賀駅バス停「相賀駅前」から三重交通バスで「鷲毛」下車すぐに登り口着。そこから峠まで徒歩約70分
[便石山]馬越峠から分岐後約120分、または車で海山ICから県道760号を経由し約15分で登り口着。そこから便石山まで徒歩約100分
[松本峠]車で熊野大泊ICから国道42号を新宮方面へ出てすぐに登り口着。そこから峠付近の東屋まで徒歩約35分 - 公式サイト
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熊野古道伊勢路
便石山
