1,300余年の歴史を誇り、日本三大古湯にも数えられる名湯「白浜温泉」。太平洋に面した岬に佇む「浜千鳥の湯 海舟」は、雄大な海と空が一体に感じられる絶好のロケーションで心を癒やしてくれます。きらめく朝、茜色に染まる夕暮れどきと、刻々と表情を変える空と海の景色は、まさに一期一会。さらに、深い山々と、黒潮の潮流の恵みを受けた紀伊半島は、山海の幸の宝庫としても知られ、数々の料理でもてなしてくれます。潮の香りと波音を感じながら、至福のひとときを過ごして。
色鮮やかな移ろいを味わう、くつろぎの露天風呂。
日の光を受けて放つ宝石のような輝き、深く吸い込まれるような漆黒の海。紺碧の空がだんだんと黄昏ゆく美しさが眼前に広がる露天風呂は、「海舟」の最大の魅力です。「浜千鳥の湯」は海岸に最も近い混浴の露天風呂。湯あみ着を着用して入る、恋人や友人、家族とくつろげる広々とした湯あみ処です。海へ降りる“湯めぐりの道”には、3つの貸切露天風呂が少しずつ距離を置いて建ち、下へ行けば行くほど海へと近づきます。それぞれ香りのよい檜樽、つややかな石造りの浴槽、岩風呂と、趣が異なるプライベートな時間が過ごせます。
歴史に思いを馳せ、五感で味わう源泉の湯あみ。
「大湯屋 海つばき」は、2種類の源泉かけ流しが楽しめる檜づくりの内風呂です。1つは、合気道の創始者で、現在の和歌山県田辺市出身の植芝盛平が命名し、今日に至るといわれる「合気の湯」。もう1つは明治中期、白浜の地に文珠堂を建立した円教寺住職の堀魯山に由来する「文珠の湯」で、どちらも湯上りはしっとりとした心地よさ。檜の香りに包まれながらほっこりしていると、なんだか心の奥まで浄化されていくよう。夜は星空、昼は木々と青い海が眼前に広がる、檜と岩風呂の2種の露天風呂も。清らかな空気感を味わって。
美食家を魅了する“地のもの、旬のもの”に舌鼓。
豊かな水が山々を育て、黒潮の潮流が海の恵みを運ぶ、食材豊かな紀伊半島。冬は幻の魚といわれるクエや伊勢エビ、初夏から秋にかけてはハモ、本マグロなど豪華な顔ぶれが並びます。「海舟」では“地のもの、旬のもの”を生かした数々の料理を提供し、夕食は選べる会席を用意しています。「潮さい」は名産の鯨料理、奈良時代の文献にも載っているめはり寿司など、旬の海鮮と郷土料理を盛り込んだ紀州舟盛会席。「海ほたる」はメインに贅沢な黒毛和牛のすき鍋とひとくちヘレカツ。熊野地域の豊かな自然と風土に育まれた和牛は、全国的にもトップレベルの肉質と味わいです。生産量日本一を誇る和歌山県産の梅やみかんなど、さまざまな素材との組み合わせも楽しい豪勢な料理を堪能して。
奏でる波の音、心地よい潮風。岬の宿の贅沢な時間。
絶景を謳歌できるのは、湯処だけではありません。パノラマの海を眺望できる客室もあり、ほとんどが室内に露天風呂を備えています。最も海の近くにある客室「浜屋 離れ」は、まるで別荘のような雰囲気。吹き抜けのある2階建てメゾネットタイプは、大きな高窓から太陽の光がたっぷり入り、気持ちの良い朝が迎えられそうです。ゆったり広々とした造りの平屋は、心地よい潮風を感じられる空間。何もせず、ただ波の音と色を観賞し、心穏やかになれる「暁の抄」など、どの客屋も、とっておきのくつろぎ時間を過ごせます。
夕日百選に選ばれた白浜の夕景と自然の造形美。
太平洋にせり出す紀伊半島には、夕景の美しいスポットが数多く点在。「海舟」の一番端にある展望台「見晴台 望陽亭」からも、その美しさを体感することができます。「和歌山県の夕日百選」に選ばれた円月島(えんげつとう)は、白浜のシンボル。正式には「高嶋」という小島で、春秋の彼岸の頃には、島の中央にある円月形の海蝕洞に夕日がぴったりはまるそう。打ち寄せる波に浸食され、岩畳のような景観の「千畳敷」、熊野水軍の船隠し洞窟だったと伝えられる「三段壁」など、「海舟」の周辺で絶景めぐりをしてみては。
- 施設名称
- 浜千鳥の湯 海舟
- 住所
- 和歌山県西牟婁郡白浜町1698-1
- 営業時間
- IN 15:00~/OUT11:00
- 日帰り入浴
- 17:00~21:00
- 定休日
- 年中無休 ※要問合せ
- 予算
-
1泊2食付き 21,450円~
日帰り入浴料 1,500円 ※入湯税込み - 支払い方法
- 現金、JCB、VISA、マスター、AMEX、UC、DC、NICOS、ダイナース、UFJ、セゾン、デビットカード
- 電話
- 0739-82-2220
- アクセス
- JR紀勢本線白浜駅から無料シャトルバスで約30分
- 公式サイト
- https://www.hotespa.net/hotels/kaisyu/
- 予約専用
- https://asp.hotel-story.ne.jp/ver3d/planlist.asp?hcod1=MR160&hcod2=001&mode=seek&clrmode=true&reffrom=