太平洋を望む温泉宿。海の幸を堪能し、海女文化に触れる大人のおもてなし旅行へ。

アワビ・サザエ・ウニなど、伊勢志摩を彩る海の幸。そんな伊勢志摩の海の食文化を支えているのが、1,300人もの海女です。海女とは、素潜りで海に入り、貝類やわかめなどの海藻をとる“海女業”と呼ばれる漁法を行う人のこと。その歴史は古く、万葉集にも記述があるそう。「鳥羽・志摩の海女漁の技術」として重要無形民俗文化財にも指定されています。鳥羽・相差(おうさつ)には、海女の文化を全国に発信するべく、海女に関連する施設が多数集まっています。海女小屋「相差かまど」では、獲れたての新鮮な貝を海女が目の前で焼いてくれたり、海女と実際に話をしたりと、海女文化を体験できるプログラムに参加できます。

和風旅館「新八屋」は鳥羽・石鏡(いじか)漁港に近く、毎日新鮮な海の幸が届きます。美しい伊勢志摩の海が育む豊かな海産物の、四季折々に変化する旬の味を逃すまいと、料理長が匠の目で食材を厳選。それらを贅沢に使用した会席は、自然豊かな鳥羽の食文化の魅力を余すところなく伝えてくれます。季節限定の別注料理も。伊勢海老やアワビ、サザエなど海の幸を一番おいしく楽しむための料理を、その時々に応じて提供しています。海の幸を満喫できる料理の数々に魅了されること間違いなし。食事は宿泊している部屋か、指定の個室でいただけます。会話を楽しみながら、ゆっくりと味わって。

館内の温泉は、全国的にも知られる三重県下屈指の名泉・榊原(さかきばら)の「白山温泉」を汲み入れています。「白山温泉」は疲労回復などの効能が期待できて、ツルツルとした湯ざわりが心地良いと好評だそう。大浴場の扉を開けて外に出れば、露天風呂が。天気のいい日は星空の下、海の波音を聞きながら温泉を堪能できます。海風を肌で感じながら、港町の風情を楽しんで。2種類の貸切露天風呂「風」と「光」も完備。人目を気にせず、プライベートな時間をリラックスして過ごせます。山に囲まれ、海を見下ろす「新八屋」の露天風呂に浸かれば、日々の疲れも忘れられるかも。

さまざまな客室から太平洋が一望できるのが「新八屋」の魅力の1つ。客室の窓を開け放って畳にごろんと横になれば、潮の香りや自然光に包まれ、ゆったりとした時間を過ごせそう。客室の中でも特に注目したいのが、「新八屋」屈指の広さを誇る「風月亭」。角部屋もあり、2方向から海を眺めることができます。大開口窓からこちらを覗く大海原は、吸い込まれてしまいそうなほど迫力満点。非日常を感じられる、夢見心地なひとときを胸に刻んで。このほか、専用の露天風呂が付いた館内に1部屋だけのプレミアムな客室「華彩庵(こうさいあん)」も。壮大な太平洋を望む露天風呂を独り占めできて、大人の贅沢を楽しめる空間です。

「新八屋」は鳥羽の海岸のすぐそばに建つ旅館。豊かな海の幸を生み出す、美しい太平洋の海を間近に感じることができます。ロビーから眺める海は、スタッフ一押しのビューポイント。朝はキラキラと輝く群青色の海を、日が沈み始めた夕刻には、水彩画のように淡く繊細な色彩の海を望むことができます。付近には自然が生み出す変化に、心が動かされるようなパワーを感じます。「新八屋」から車で5分の場所には「パールロード鳥羽展望台」もあり、大空と広大な海を見下ろすことができます。水平線の彼方まで続く海に思いを馳せて。