京都府南部の山城地域は、日本文化、特にその精神性を語る上で欠くことのできない「茶道」「茶の湯」の発展を、その萌芽期から茶葉の品質向上や生産拡大の面で支え、茶人や時々の権力者、町衆の支持を得て栽培や製茶技術の工夫・革新を繰り返し、日本茶を代表する「抹茶」「煎茶」「玉露」を生みだしています。
この地は、日本の生活に根付いており、世界にも影響を与えている日本の喫茶文化をリードしてきた、まさに「日本茶のふるさと」と呼ぶに相応しい地であり、その足跡を順次たどり、見て、歩いて、味わうだけでなく、茶摘みや茶揉みの体験などを通じ、日本の文化を紹介することのできる格好の地と言えます。
宇治田原町湯屋谷において新芽の茶葉を蒸し焙炉の上で手で揉み乾燥させるという日本固有の革新的製法である宇治製法(青製煎茶製法)をあみだし、色・香り・味ともに優れた緑茶である「煎茶」を誕生させた永谷宗円(ながたにそうえん)の生家や、和束町の天まで届くかのような独特の美しい横畝模様の茶畑景観や木津川の水運の要として茶葉が集まった木津川市上狛の茶問屋街などが見どころです。
基本情報
- 施設名称
- お茶の京都DMO(一般社団法人京都山域地域振興社)
- 住所
- 〒611-0021 京都府宇治市宇治乙方7番 13 号 京阪宇治ビル1階
- 営業時間
- 8:30 ~ 17:15
- 定休日
- 土・日・祝
- 電話番号
- 0774-25-3239
- 公式サイト
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