木津川市は国宝や重要文化財の数が京都府下で京都市に次いで2番目に多く、かつては恭仁京として、日本の政治の中心の地となりました。墾田永年私財法の発布、国分寺・国分尼寺建立の詔、聖武天皇と行基が出会ったとされるのも木津川市。市内には、歴史の重層を感じることができる場所が数多くあり、古代から中世にかけての様々な美仏を 拝むことができます。
【蟹満寺】
現存する丈六の古代金銅仏はとても貴重で、薬師寺の薬師如来像に並ぶ傑作といわれています。本堂内では、険しい顔つき、美しい衣の表現を間近に見ることができます。
【海住山寺】
天平7年(735年)、聖武天皇の勅願により、東大寺の良弁僧正が開創したと伝えられています。鎌倉時代のものとして唯一残る五重塔は国宝です。
【浄瑠璃寺】
一連の構想のもとに、池を挟んで東に薬師如来、西に阿弥陀如来を配置することで、境内全体で、極楽浄土を表現しており、平安時代の「この世」と「あの世」の世界観を現在に見ることができます。ご本尊の九体阿弥陀如来坐像は日本で唯一の遺例で国宝です。
出典「MIHOTOKE 美仏の宝庫 木津川市」
基本情報
- 施設名称
- 木津川市の国宝
- 住所
- 〒619-1112 京都府木津川市加茂町兎並東前田23-1
- 営業時間
- 10:00 ~ 17:00
- 定休日
- 水曜日(祝日、休日の場合は翌平日)・年末年始
- 電話番号
- 0774-39-8191
- アクセス
- 京都駅から木津駅まで電車で約35分
- 公式サイト
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公式サイト
木津川市の国宝