「和」の絶景・美しい竹林の散策道「竹の径」

全国で良質なタケノコの産地として知られている京都府向日市北西部にある「竹の径」は、「全国歩きたくなる道５００選」にも選ばれている全長1.8kmの竹林の散策路で、竹の間から木漏れ日が差し込む幻想的な風景を楽しむことができます。

竹の枝を束ねた「竹穂垣」をはじめ、竹の径にある古墳の形を表現した「古墳垣」、かぐや姫の十二単衣の襟元をイメージした「かぐや垣」など、８種類の竹垣も見どころのひとつです。

また、春には全国的に有名な「京タケノコ」を、「ホリ」と呼ばれる地域特有のクワを使って掘る体験ができます。乙訓地域のタケノコは、生育に適した粘土質の土や適度な気温に加え、「敷きワラ」や「土入れ」といった通常よりもいっそう手間暇をかけて作られる「京都式軟化栽培法」と呼ばれる伝統技術により、光るような白さと柔らかさ、そして風味が特徴です。タケノコ掘り体験では、掘ったタケノコは、持ち帰りはもちろん、その場で焼いて味わうこともできます。