若狭 / 淡路島 / 伊勢志摩 → 京都
悠久の時を超えて味わう知と美食の旅へ
今から約1,400年前の飛鳥・奈良時代から、京都におかれた朝廷(天皇)に地域色豊かな食材を献上してきた地域は「御食国(みけつくに)」と呼ばれている。
その豊かな自然に育まれた食文化や歴史を辿りながら、現地で味わう至高の料理の数々。
知的好奇心と食欲を存分に満たす「美味巡礼」の旅へ、いざ。
【御食国(みけつくに)】とは?
「食材の生産地と消費地の信頼の証」
飛鳥・奈良時代に皇室や朝廷に食材を献上していた3つの地域(淡路・若狭・志摩)の総称。この地域は現在でも食材の宝庫として知られ、豊かな食文化を有しています。かつての都・京都へ運ばれた食材は長い歴史の中で磨かれ、和食文化の発展に大いに寄与しました。今でも現地と消費地は信頼の絆でかたく結ばれているのです。
そんな御食国(みけつくに)の食材や食文化、関わる歴史を学びながら各地の美味を巡るモデルコースをご紹介。その一皿の「本当の価値」を知る、新たな食の旅を体験してください。
若狭
〜京都
鯖街道を辿り、若狭の文化を知る。
Wakasa Province
鯖街道とは、若狭と京都を結ぶ道の総称で、かつてこれらの道を鯖などの食や文化が行き交いました。現在も、海と都をつなぐ文化遺産が数多く残されているエリアです。
若狭で新鮮な海産物を味わい、京都では和の風格を楽しめるお店に向かいましょう。
淡路
〜京都
ハレの魚「鯛」と淡路の食を味わう。
Awaji island
海山の幸に恵まれた淡路島。潮流の早い漁場が育んだ天然鯛は、御食国を代表する食材です。他にも、淡路玉ねぎや淡路牛など上質な食材を使った料理に出会えるエリアから、旅の終わりは京都に移動し数多くの御食国食材が使われている京都の和食について学び、御食国の奥深さを味わいましょう。
志摩
〜京都
志摩の自然を感じ、海幸山幸を堪能する。
Shima region
加工した塩やアワビ・海藻などの海産物を朝廷へと供給していた志摩は、現在も海女さんがおもてなしをしてくれる海女小屋など、新鮮な海産物を楽しめるスポットがあります。
その後京都に移動し、志摩をはじめ御食国エリアから集めたこだわりの食材を融合した和懐石を堪能できる宿へ。