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宇治市の中心に流れる宇治川では、平安時代より「鵜飼」が行われていたと言われています。現在では、7月~9月に開催され、宇治の夏の風物詩として親しまれています。鵜飼で活躍する「海鵜」という鳥はとても神経質で、飼育下では産卵することがありませんでした。しかし2014年の春、宇治川の鵜飼の鵜たちに偶然できた一組のつがいから卵がうまれ、国内初の人工ふ化により海鵜のヒナが誕生しました。宇治川でうまれた鵜は公募により“うみうのウッティー”と名付けられました。放ち鵜飼とは、通常「鵜飼」で使用する「追い綱」(鵜と鵜匠を繋ぐ4メートルほどの綱)を使用せずに鵜を放ち、その鵜を鵜匠が呼び寄せ行う漁法のひとつです。人工ふ化でうまれた「うみうのウッティー」たちと鵜匠の信頼と絆で、現在日本唯一の「放ち鵜飼」が実現しました。
放ち鵜飼の様子
鵜匠と「うみうのウッティー」
捕った魚を吐き出す鵜
人工ふ化でうまれた鵜のヒナ
成長するヒナ
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