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越前漆器のまち・河和田で、漆塗りの工房を兄弟で営む錦古里漆器店。この体験では、錦古里漆器店の職人である、兄の錦古里正孝さんから直接手ほどきを受け、木製トレーの拭き漆体験ができます。 いくつになっても遊び心を持って漆塗りに取り組む錦古里さん。 産地に来てくれた方、一人ひとりに漆器のことを知ってもらえることが嬉しいという思いで、丁寧に塗りをレクチャーしてくれます。 質問には何にでも答えてくれる、お話を楽しみながらものづくりに浸れるのも、錦古里漆器店ならでは。また今回のワークショップのタモ製トレーのデザインを手がけられた、森 敏郎さん。 隅々まで使える八角形のプロポーションに、指が掛けやすい外側に反った縁を組み合わせています。道具としての実直さと生活に馴染む柔らかさを両立させるため、プロポーションの模索や縁の膨らみの調整など、何度も造形バランスの試行錯誤を重ねました。一般的に八角形のトレーの縁は斜めか垂直ですが、このトレーの縁は内側も外側もゆるやかに外に反っています。制作難易度の高いこの形状は、高い技術を持つ井上徳木工さんが緻密に仕上げてくださいました。
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