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大人から子どもまでみんなが楽しめる美術館
福井県立美術館は、県民の美術への関心の高まりを受け、1977(昭和52)年に開館しました。以来、県民のニーズに応えるため、様々な事業を展開してきました。
展覧会事業としては、国内外の優れた美術品を鑑賞していただく企画展を年2~3回開催しています。また所蔵品を中心としたコレクション/テーマ展を年5~6回開催するとともに、貸館による美術、工芸、書道などの作品展示会を年間80回程度開催しています。
当館のコレクションの核は、近代日本画の作品です。近代日本における最も重要な美術指導者・岡倉天心の両親が福井出身であった関係から、初期院展を中心とした天心ゆかりの画家たちの作品が充実しています。その他、越前の戦国武将朝倉氏に代々仕えた水墨画の一派・曽我派や、個性的な画風で知られる江戸時代初期の絵師・岩佐又兵衛、近代における美術運動の草分け的存在である「北荘・北美」美術運動の関係作家、国際的に活躍した現代美術作家・小野忠弘、戦後日本画の革新者・三上誠など、福井ゆかりの作家の作品収集にも力を入れてきました。他にもゴヤ、ドーミエ、ルオー、ピカソ、ミロといったヨーロッパの著名作家の版画も数多く所蔵しています。これらの作品は、コレクション/テーマ展などで順次公開されています。
また、各種講演会や実技講座、「キッズ・ミュージアム」など、教育普及事業や鑑賞教育にも力を入れ、大人から子どもまで一人でも多くの県民が美術に親しむことのできる美術館を目指しています。
美術館外観画像
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