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井伊家伝来の名宝が織りなす大名文化の世界を味わう
彦根城博物館は、江戸時代に彦根藩の政庁であった表御殿の復元と博物館機能の一体化を目指し構想・建築され、昭和62年(1987年)2月11日、市制50周年を記念して開館した。
彦根城博物館では、江戸時代を通して彦根藩主であった井伊家に伝わる“ほんもの”の美術工芸品や古文書を中心に、彦根藩士家に伝来した品々や彦根に関する資料を収蔵・展示している。常設展示やテーマ展などの展示は、月に1回の間隔で展示替えを行っており、何度来館しても新鮮な感覚を味わうことができる。
また、表御殿を復元した館内では、江戸時代さながらに再現した藩主の居間や茶室、庭園を観覧することができる。さらに博物館の中央に位置する能舞台は、江戸時代(約200年前)に建てられたものを、発掘の際の遺構や江戸時代の絵図に則り、当時と同じ場所に移築復元したものである。この能舞台では、能や狂言が公演されることもあり、能楽師による“ほんもの”の古典芸能に触れることができる場として活用されている。
彦根城博物館
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