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重要文化財宸殿も一緒に拝観いただけます
1000年余りの歴史を有し、歴代天皇を泰安してきた名刹、円満院門跡の境内にある(ちなみに「門跡」は皇室と深い縁(ゆかり)を持つ寺院に与えられる称号)
大津絵は、江戸時代、人々の往来で賑わった東海道の宿場、大津で生まれた。大津絵は日本の代表的な民画として知られ、鬼の念仏、藤娘、座頭、槍侍奴などがあり、それぞれの画題に応じて護符としての意味を持つ。館は、古今の作品を広く公開する場にと、昭和46年(1971)に開館した。設立にあたり、全国に呼び掛けて寄贈を受けた作品多数もあわせて収蔵されている。
元禄時代初期から、東海道と伏見街道の分岐点にあたる追分(今の大津市追分町)には、大津絵の絵師や画商が軒を連ねていた。当時、松尾芭蕉が「大津絵の筆のはじめは何仏(なにぼとけ)」と詠んだように、阿弥陀仏などを描いた仏画として始まったが、次第にさまざまな画題が描かれるようになる。江戸後期(幕末)になると、大津絵の画題を唄った大津絵節が大流行。さらに名は高まったが、絵柄自体の簡略化が進み、画題も減少した。
・関西文化の日 開催期間:2024年11月16日(土)~11月17日(日)
・無料となる展示内容: 全ての展示
圓満院門跡
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