奈良県立橿原考古学研究所附属博物館

奈良県立橿原考古学研究所附属博物館

古代の輝きが今、よみがえる!

奈良県立橿原考古学研究所附属博物館では、奈良県内の多くの遺跡から出土した資料を通じて、日本史の中で重要な位置を占める奈良県の歴史について理解を深めていただけるよう、常設展「大和の考古学」のほか、特別展を開催しています。
また、映像ライブラリー、情報コーナーなど無料でご利用いただける施設もありますので、ぜひご来館ください。

令和6年度秋季特別展「甲冑-古墳時代の武威と技術-」 令和6年10月5日(土)~12月1日(日)

 国家形成期にあたる古墳時代には、ヤマト王権により列島各地の政治的な統合が進められます。『宋書』倭国伝に記された倭王武の上表文は、統合に軍事が重要な役割を果たしたことを示します。こうしたなか、鉄製の武器・武具は飛躍的な発展を遂げていきます。特に、複雑な立体構造をもつ甲冑の製作には高度な技術と大量の素材が必要なため、ヤマト王権の下、一元的に生産されたと考えられてきました。同時に、甲冑は威信財的な側面をも有しています。本展覧会では、古墳時代の甲冑について、大和の出土品と各地の良好な出土例を多数展示し、その変遷を通観するとともにこれを巡る様々な問題に迫ります。

<研究講座>
・時間:13時~16時30分(開場12時)
・場所:奈良県立橿原考古学研究所 講堂(聴講無料、事前申込不要)
◆第1回 10月20日(日)
・吉村和昭(当館 学芸課長)
「展覧会の趣旨説明」
・樋上 昇 氏(公益財団法人 愛知県教育・スポーツ振興財団 愛知県埋蔵文化財調査センター 調査課長)
「もうひとつの甲の系譜ー木製甲の世界ー」
・川畑 純 氏(独立行政法人 国立文化財機構 奈良文化財研究所 主任研究員)
「前期の甲冑 その源流をアジアに辿る」
◆第2回 11月10日(日)
・吉村和昭(当館 学芸課長)
「中期の甲冑 製作と生産組織の実態を探る」
・辻田淳一郎 氏(九州大学 大学院 人文科学研究院 教授)
「古墳時代の器物の授受とその背景」
◆第3回 11月24日(日)
・吉村和昭(当館 学芸課長)
「藤ノ木古墳出土挂甲の概要」
・徳江秀夫 氏(群馬県立歴史博物館 専門調査官)
「綿貫観音山古墳の甲冑と上毛野の古墳」
・小林謙一 氏(独立行政法人 国立文化財機構 奈良文化財研究所 客員研究員)
「飛鳥寺塔心礎出土の挂甲」

<列品解説>
 令和6年10月19日(土)、11月2日(土)、11月16日(土)
 各日 10時30分~11時30分、14時30分~15時30分

<観覧料>
 秋季特別展観覧料 大人900円(500円)、大学・高校生450円(350円)、小・中学生300円(250円)
 ( )内は20名以上の団体料金。
 未就学児、身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい保健福祉手帳の所持者および付き添い1名、奈良県内の小学・中学・高校・特別支援学校生が通学校の教員の引率で入館する場合は無料。(それぞれ証明するものの提示が必要です)

写真

博物館 外観

博物館 外観

常設展示室の様子

常設展示室の様子

常設展示品の様子

常設展示品の様子

常設展示室の様子

常設展示室の様子

情報コーナー

情報コーナー

基本情報

住所
〒634-0065 奈良県橿原市畝傍町50-2
TEL
0744-24-1185
FAX
0744-24-1355
最寄り駅
近鉄 橿原線「畝傍御陵前駅」駅より徒歩 約5分
URL
URL
開館時間
09:00 ~ 17:00 (最終入館時間 16:30)
夜間開館
入場料
通常時: 有料
特別展示料: 有料
◆一般 400円(350円)
◆高校・大学生 300円(250円)
◆小中学生 200円(150円)
(  )は団体20名以上の場合
※特別展期間中は料金が変わります
休館日
◆毎週月曜日(月曜が祝日にあたる場合は翌日休館)
◆臨時休館(博物館の指定する日)
ユニバーサル設備
車いす使用者等用駐車場、車いす使用者対応トイレ、オストメイト対応トイレ、視覚障害者誘導用ブロック、スロープ、車いす貸出、ベビーカー貸出、ベビーシート、申し出による授乳室、外国語による案内表示: 英語

アクセスマップ

周辺情報

こちらもチェック

最終更新 :
TOP