最終更新
・関西文化の日 開催期間:2024年11月16日(土)~11月17日(日)
・無料となる展示内容:全ての展示
・無料となる展示内容の注記: 「東村の一行書 流動美の世界」
書の殿堂
和歌山県書道資料館は、県下唯一のもので、天石東村先生の書作を中心に古今の有名な書籍を数多く収蔵している。
天石先生は和歌山市に生まれ、その生涯を書道の芸術教育両面にかけ「考える書写書道教育」を常にモットーとした書道教育の近代化を目指して第一回全国書写書道教育研究大会を開催し、我が国教育書道振興ののろしをあげた第一人者である。また、次の世代の教育に小、中、高の教科書を編集執筆し、研究資料とその技法講座の数々を残している。その作風は、第二回目の日展特選以来、王鐸、許友を中心に独自のスタイルを創り上げ、性格そのものの温厚な書風に空海、良寛を加え流麗な風韻の書を完成した。さらに先生は、全国月刊誌「書の教室」や和歌山県書写書道教育誌「書の友」「書苑」などを刊行している。
3階には明・朝時代の文房四宝、古書画など貴重な関係資料も多く、これら珠玉の名品が充分に鑑賞され感銘を呼び起し、書道文化研究のセンターとして書を志す人々には必見のコレクションである。
次に2階180平方メートルには展示壁面85メートルの温・湿度調整装置、採光、照明などその機能を充分発揮する設備を備えた展示室を設け、書画をはじめ、各種の企画展に幅広く利用できるようになっている。
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