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地中に眠る、日本最大級の心礎
史跡尼寺廃寺跡は、飛鳥時代の後半に創建された寺院跡です。平成3年度から発掘調査を行い、尼寺廃寺は東面する法隆寺じ式伽藍配置であったことがわかりました。なかでも塔跡で見つかった心柱を据す える心礎は約3.8m四方の巨石で、日本最大級です。その心礎からは耳 環や水晶玉、ガラス玉などの舎利荘厳具も見つかり、全国で初めて塔基壇の構築過程が判明するなど、貴重な遺跡であることから平成14年3月19日に国史跡に指定されました。
尼寺廃寺跡学習館では、巨大な塔心礎の模型と全国で初めて判明した塔基壇の構築過程の土層を剥ぎ取った土層断面(実物)を展示しています。心礎の中には、発掘調査でみつかった舎利荘厳具の出土状況もあわせて復元展示しています。なお、二上山博物館では発掘調査のデータをもとに心柱などを実寸大で復元した模型を常設展示しています。あわせてご見学ください。
尼寺廃寺跡学習館 全景
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