最終更新
1615年創業の綿布商「永楽屋」が明治から昭和初期にかけてつくった手ぬぐいを展示しています!
細辻伊兵衛美術館は、⽇本最古の綿布商として400年余り続く永楽屋の⼗四代続く当主の名「細辻伊兵衛」を冠した美術館です。主な展⽰品である「⼿ぬぐい」は、江⼾・明治・⼤正・昭和・平成・令和と6つの時代に渡って永楽屋が各時代の最⾼技術を結集し制作してきた芸術性の⾼い作品であり、当時の現反見本をご覧いただけます。⽇本独⾃の発展を遂げた⼿ぬぐいは、江⼾時代から昭和初期にかけほぼ全ての国⺠に親しまれたアイテムで、時代の⽂化・⾵俗を映してきたデザインも多く、当時の染織技術や歴史的な資料の側⾯も持ちます。
年3~4回の企画展のテーマに合わせて展示する手ぬぐいも変わりますのでお楽しみに!
細辻伊兵衛美術館では、2025年2月14日(金)から4月10日(木)まで「恋するテヌグイ」を開催いたします。
本展覧会では、当館コレクションの中から、LOVEな手ぬぐい、LOVEの手ぬぐいを展示いたします。大正時代、西洋文化が洋服や髪型、生活様式に取り入れられ、モダンガールが象徴的な存在として登場しました。この時期、恋愛やデートにも新しい価値観がもたらされ、伝統的な価値観と近代化・西洋化が交差する中で、自由恋愛が広がり、恋愛に対する考え方や行動が大きく変化しました。昭和初期に永楽屋では、カフェや海辺でデートを楽しむ恋人たちや、寄り添って芝生で語り合う姿を描いた手ぬぐいなどを制作しています。江戸から令和までの手ぬぐいの意匠を通して時代を超えたLOVEの世界をお愉しみいただけます。また、2階展示にて永楽屋オリジナルのハート形の中に古典柄を描いたデザインの「ラブリ紋」手ぬぐいを使ったアート作品を展示いたします。作品と一緒に写真や動画を撮影し、さらにお楽しみいただけます。
1階 展示風景
美術館 外観
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