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西陣織の魅力を余すところなく
5~6世紀の頃、朝鮮半島から渡来した秦氏の一族が京都の太秦付近に養蚕と絹織物の技術を伝えました。秦氏の経済力は、桓武天皇の平安遷都(794)を支える大きな力となり、その技術は宮廷の高級な織物を織り出し、平安貴族の衣装を豪華に飾りました。その後、応仁の乱(1467~1477)は京の町を戦火に包み、職人達も和泉の堺などに避難しましたが、戦乱が終ると再び京都へ戻り、山名宗全が率いた西軍の本陣跡で高級綾織物の生産を復活しました。これが「西陣織」の名称の由来となっています。
西陣織会館は、業界のシンボルとして、市民や観光客に伝統産業「西陣織」を広くPRしています。会館ではパネルやビデオで生産工程を説明、手織や綴織の実演を行っています。また、貴重な西陣織・歴史的資料の展示などを行っており、染織について学ぶことができます。
体験も充実しており、ミニテーブルセンターが製作できる手織体験ほか、西陣織の裂地を使用した数寄屋袋やバック作り、万華鏡の手作り体験ができます。和装の体験では、舞妓や芸妓、雅な十二単の着付け、他にも、小紋の着物を着て、着物姿で京都散策を楽しんでいただくこともできます。(体験は全て有料・要予約)
・関西文化の日 開催期間:2024年11月
※休館日|月曜日・月曜日祝日の場合は翌火曜日休館
・無料となる展示内容: 全ての展示・通常も無料
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最新の情報は公式サイトにてご確認ください。