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神戸のサロン美術館
世良美術館は世良臣絵(せらとみえ)の個人美術館です。世良は明治44年東京・麻布生まれ。父の「女が一人でも生きていけるように、手に職を付けなさい。」という方針のもと、3歳よりピアノを習い、また語学が出来、自立していける人間になるため6歳より東洋英和女学校の寄宿舎に入りました。卒業後、ピアノ指導者となり結婚後移り住んだ神戸においても仕事は続けました。小磯良平氏と知り合う機会があり、30歳より本格的に画業を開始。昭和29年に一水会に初入選。昭和41年にはフランスへ遊学。帰国後、銀座・日動サロンにて滞欧作品展を開催。その後、ギリシャ、ポルトガルなど欧州各地へ毎年、写生取材に渡り個展を開催しました。80歳になった平成4年に念願だった「世良美術館」を開館。その年の神戸市建築文化賞他多数を受賞。コンセプトは「女性がホッと深呼吸できる空間」。参考にしたのはヨーロッパに数多くある小さなかわいい個人美術館です。白を基調とした館内は世良臣絵の水彩、油彩、ガラス絵作品。また小磯良平氏のデッサン作品を展示しています。また、個性的な文化施設が多く集まる「御影」の地で新たな交流が生まれるように、サロンコンサートや個展スペースとしてもご利用いただけます。日常生活を離れ、自然光があふれる館内でゆったりとしたひとときをお愉しみ下さい。
世良美術館外観
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