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「森」を散策するように、たのしく「まなび」について知る
京都教育大学は、1876(明治9)年に創立された京都師範学校にはじまり、当時からの教材、教具、芸術作品などを保有しています。それらを学術研究や学校教育、社会教育に役立てるために2011(平成23)年に教育資料館まなびの森ミュージアムを開館しました。
教育資料館設立の発端は、校舎の耐震改修工事の際、理学科工作室などから古い教材・教具が大量に発見されたことがきっかけです。それらに加え、創立以来所蔵してきた考古学上の発掘品・美術作品・楽器などを収集し、さらに135年以上にわたる大学の歴史資料も加えて所蔵しています。
所蔵品は、200点以上の理化学実験器具、動植物や岩石の標本、古代エジプトのミイラの一部、絵画、書、彫刻、楽器、歴史文書、考古品などであり、一部を常設展示しています。また、毎年秋には企画展を開催することで、京都教育大学ゆかりの文化や歴史を発信しています。
建物は1897(明治30)年に陸軍第十九旅団司令部として建てられました。1957(昭和32)年より大学の施設となり、職員会館などに使われていましたが、2010(平成22)年に金沢市に残る第六旅団司令部を参考に、戦争遺跡として可能なかぎり当時の姿に復元し、教育資料館として使用することになりました。2013 (平成25)年に、京都市から「京都を彩る建物や庭園」に認定されています。
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