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暮らしの中にアートを
BBプラザ美術館は、株式会社シマブンコーポレーションの創業100周年記念事業の一環として、2009年7月、神戸市灘区に開館しました。
当館のコレクションは、日本を代表する近・現代の日本画家や洋画家をはじめ、フランス近代の巨匠たちによる絵画や版画、彫刻作品、神戸を中心とする関西ゆかりの美術家たちの造形作品などにより構成されています。
日本画では、東山魁夷、髙山辰雄、加山又造といった日本画壇の代表作家たちの個性ある作品を、洋画では藤島武二、金山平三、小磯良平といったパリに遊学した画家たちの作品を所蔵しております。なかでも、理知的な画家ドランの影響を受けているといわれる安井曽太郎の『黒き髪の女』は、独自の裸婦の様式を確立するまでに長期にわたり試行錯誤を繰り返し、その真摯な制作姿勢の中から生まれた秀作です。
海外の作品としては、印象派の代表的画家として親しまれているルノワール、哀愁に満ちたパリの街角を描いたユトリロ、暗い色調とスピード感ある筆触が特徴のヴラマンク、淡い色調の甘美な女性像で知られるローランサン、版画ではピカソやダリ、藤田嗣治などの作品を有しております。
また彫刻では、フランス近代彫刻の父と呼ばれるロダンの『ネレイデス』と、彼の助手を長年務めたブールデルの『三つのポーランド』や、関西ゆかりの彫刻家今村輝久、森口宏一らの作品も所蔵しています。
BBプラザ美術館は、「暮らしの中にアートを」を理念とし、多くの方々に所蔵作品一点一点との親しみを深めていただければと願っております。また、地域社会の芸術文化振興の一助となるべく、開かれた美術館創りをめざしています。
BBプラザ美術館が入っているBBプラザビルの外観です。
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