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見えているのにたどりつけない!? 古代の風を感じる憩いの公園
「久留倍官衙遺跡」この難しい名前を読むことができますか?
この遺跡の名前は、「くるべかんがいせき」と読みます。
「久留倍」は地名。「官衙」は役所を意味する言葉です。
久留倍官衙遺跡は、全国的にも珍しい東を向いた役所の遺跡です。
国道1号北勢バイパスの建設に伴う発掘調査で発見され、古代朝明郡の役所跡として国の史跡に指定されました。
役所の主要施設の時期による変遷がわかること、「壬申の乱(672年)」や「聖武天皇の東国行幸(740年)」といった歴史上きわめて著名な史実と結びつく可能性があるといった特徴があります。
ガイダンス施設「くるべ古代歴史館」では、出土品や遺跡の復元模型、映像によって、久留倍官衙遺跡をわかりやすく解説しています。古代衣装体験や木簡体験などの古代体験もあります。年数回の企画展や、古代を体験できるイベントも開催しています。
久留倍官衙遺跡を公園として整備した「くるべ古代歴史公園」では、東向きの役所であることを示す象徴として、役所の正門である「八脚門」を、当時と同じ場所に、できるだけ古代と同じ工法・樹種で復元しました。また、役所の主要な遺構を、時期によって色分けし、わかりやすく表示しています。季節によって様々な万葉植物を楽しめるエリアもあります。
丘に立地する久留倍官衙遺跡からは、伊勢湾や知多半島まで見下ろすことができ、海からの風をいつも感じることが出来ます。
久留倍官衙遺跡公園で、古代の風を感じてみませんか?
なお、当公園に到着するまでに道に迷われる方が多くいらっしゃいます。丘の上に立つ八脚門は見えるのに、くるべ古代歴史館にたどり着けないと言われる方が多いのです。みなさん、お気をつけてご来園ください。
・関西文化の日 開催期間:
・無料となる展示内容:
・無料となる展示内容の注記:
久留倍官衙遺跡公園のシンボルである、復元した八脚門。
こちらの基本情報は掲載時点のものであり、変更される可能性がございます。
最新の情報は公式サイトにてご確認ください。