最終更新
・関西文化の日 開催期間:
・無料となる展示内容:
弥生を学ぶ、弥生の美・形・技を知る、重要文化財378点を観る
唐古・鍵考古学ミュージアムは、日本を代表する弥生時代の環濠集落である唐古・鍵遺跡の考古資料を中心に展示している弥生時代の専門館です。国の重要文化財に指定された弥生遺物378点を一堂に観覧することができ、「唐古・鍵の弥生づくし」を堪能していただきます。
唐古・鍵遺跡から出土した豊富な実物資料は、日本文化の底流である大陸から伝播した稲作農耕を基礎にした弥生時代の生活文化を語ってくれます。このミュージアムでは、歴史好きの方には弥生文化を学べること、また、そうでない方には歴史に関係なく弥生の美・形・技を知ってもらうことをコンセプトにしています。
ミュージアムは3室で構成され、第1室では弥生時代の生活文化を学ぶことができます。部屋の中央には、唐古・鍵ムラの最盛期の1/1,000の模型があり、現在とは全く異なる2,000年前の奈良盆地の風景が拡がっています。また、部屋周囲のケースでは、弥生の食・くらし・まつり・交流に関わる遺物を展示しています。特に吉備から運ばれた大壷や器台は、他に類例はなく、2,000年前の唐古・鍵と吉備地域の人たちとのつながりを示す重要な遺物になっています。
第2室では、「弥生時代の美・造形・技」をテーマに、唐古・鍵の人々が土・石・木・金属という素材を元にした、さまざまなものづくりの中の逸品が、所狭しと並んでいます。中央の独立ケースには、楼閣絵画や鶏頭形土製品、ヒスイ大形勾玉など日本の弥生を代表する遺物を展示しています。
第3室は、唐古・鍵遺跡周辺に展開したお墓や衛星集落、特徴的な絵画土器などを展示しています。また、唐古・鍵ムラと初期ヤマト政権誕生に関わる桜井市纒向遺跡との関係にも触れます。
唐古・鍵考古学ミュージアム 第1室
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