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田辺市立美術館

田辺市立美術館

最終更新

新庄総合公園の中にあり、四季おりおりの花も楽しめます

田辺市立美術館は、田辺湾を一望する高台にある新庄総合公園の一角に1996(平成8)年開館しました。美術作品の収集と保存、展覧会の開催を通じて、田辺市はもとより、紀南地方の文化活動の拠点となるよう努めています。
コレクションの軸になっているのは日本の文人画と近代絵画で、館蔵品展や小企画展で紹介しています。また、収蔵している作品(作家)や、当地にゆかりのある作品(作家)に関連する特別展も毎年開催しています。

田辺市20周年記念特別展  村井正誠 -画家にして版画家-

  • 会期   2025年4月12日(土)~2025年6月8日(日)
  • 開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
  • 休館日  毎週月曜日(ただし5月5日は開館)
  •      4月30日(水)・5月7日(水)
  • 観覧料  600円(学生及び18歳未満の方は無料)
  • 主催   田辺市立美術館
  • 日本の近代美術に抽象絵画の領域を切り開いた重要な画家の一人、村井正誠(1905~1999)の生誕120年を機に、その画業を振り返る特別展を開催します。
  • 村井は岐阜県に生まれ、医師だった父の仕事に従って彦根、和歌山、田辺に移り住み、1913(大正2)年からは新宮で育って、現在の和歌山県立新宮高等学校を卒業しました。その後上京して、新宮出身の西村伊作が創設した文化学院で3年間洋画を学び、フランスに渡って研究を続けます。パリで発表される最新の作品に接するとともに、ヨーロッパの各地を旅して古今の美術作品にも触れた村井は、普遍に通じる表現として抽象美術に関心をもち、1932(昭和7)年の帰国後も自らの制作について探求を重ね、幾何学的な構成の抽象絵画を発表して注目されます。その後も独自の抽象表現を展開し、色面と人の姿などを組み合わせたユニークで情感に満ちた作品を、1999(平成11)年に93歳で亡くなるまで旺盛に制作し続けました。
  • 村井は画家としての歩みの初期から版画の制作にも取り組んでおり、それは生涯に亘って継続されました。版画における色彩と造形の試みは、油彩画における表現とも結び付いたもので、その双方をうかがうことで、村井の芸術への理解はより深まります。本展覧会では、この多彩な版画作品にも重点をおいて展観し、画家であり版画家であった村井正誠の芸術をお伝えします。

田辺市20周年記念特別展 河野愛 灯台へ、

布、陶やガラス、収集した骨董、写真などを複合的に用いながら、場所や人の記憶、時間をテーマにしたインスタレーションを発表し続けている河野愛(1980~ )の近作を紹介します。
河野は2007年に京都市立芸術大学大学院美術研究科染織専攻を修了し、近年は、「Soft Territory かかわりのあわい」(滋賀県立美術館/2021)、紀南アートウィーク(同実行委員会、和歌山県/2021)、なつやすみの美術館14 河野愛「こともの、と」(和歌山県立近代美術館/2024)などで作品を発表しています。
今回は、灯台を記憶や時間の標識として河野の作品を象徴的に表す言葉とし、展覧会のタイトルを「灯台へ、」としています。田辺市立美術館と熊野古道なかへち美術館、二つの美術館を会場にして開催します。
田辺市立美術館では、河野の祖父母が営んでいた白浜のホテルのネオンサインの一部を用いた〈I〉シリーズのインスタレーションや映像作品を展示します。〈I〉シリーズは、ある展示では海辺の桟橋の突端にネオンサイン〈I〉を置き、また別の展示では高く積み上げるなど、形を変えて展開してきました。
熊野古道なかへち美術館では、異物や異者を示す古語から名づけられた〈こともの〉シリーズを展示します。自身の体内から生まれ出た存在でありながら、異者のように感じたという幼子の肌のくぼみに真珠を挟み込んだ河野の私的な写真を用いたインスタレーションや、母としての視点を他者と共有したプロジェクトを展示します。
身近な物や者への親密でありながらも距離をもったまなざしは、河野の制作の一つの特徴と言えるでしょう。「灯台へ、」と題した本展覧会で、河野の個人的な記憶や時間だけではない、鑑賞者を含めた他者や土地の記憶とも複層的に繋がる作品群を、体感していただければと思います。

写真

田辺市立美術館

田辺市立美術館

基本情報

住所
〒646-0015 和歌山県田辺市たきない町24-43
TEL
0739-24-3770
FAX
0739-24-3771
最寄り駅
JR「紀伊田辺」駅または「白浜」駅より明光バスで新庄病院前」または「南和歌山医療センター前」下車 徒歩約5分
URL
URL
E-MAIL
bijutsukan@city.tanabe.lg.jp
開館時間
10:00 ~ 17:00 (最終入館時間 16:30)
夜間開館
入場料
通常時: 有料
特別展示料: 有料
・学生及び18歳未満は無料
・65歳以上の方、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方 は半額。
・第一種身体障害者、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方の介護者1名は無料。
※証明できるものをご提示下さい。
休館日
月曜日
月曜日が祝日または振替休日のときはその翌日・祝日の翌日
12月28日~1月4日
※展示替え等のための臨時休館があります。
ユニバーサル設備
車いす使用者等用駐車場、車いす使用者対応トイレ、スロープ、車いす貸出、ベビーカー貸出、申し出による授乳室、筆談対応

こちらの基本情報は掲載時点のものであり、変更される可能性がございます。
最新の情報は公式サイトにてご確認ください。

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