最終更新
古都奈良でこそ体感できる埋蔵文化財の魅力を発信!
約40年に及ぶ発掘調査・遺物整理を実施しており、展示室では「奈良市の埋蔵文化財」を常設展示しています。また年に1度の特別展、春季速報展のほか、ミニ展示も行っています。貴重な奈良市の埋蔵文化財を後世に伝えられるよう整理・保存し、積極的な活用を行うことで親しみを持っていただけるよう努めています。
奈良市では、赤く焼かれた特殊な形態をした棺が数多く出土しており、それらは蓋の形態などが亀の甲羅に似ていることから亀甲形陶棺と呼ばれています。亀甲形陶棺は古墳時代から飛鳥時代にかけて製作され、そのつくり方から、埴輪作りに携わった土師氏との関係が指摘されています。
今回の展示では、奈良市が所蔵する陶棺資料を一挙公開し、奈良市出土の亀甲形陶棺の全容をご覧いただきます。陶棺がどのようにつくられたのか、どのような変遷を辿ったのか、考古資料としての陶棺に注目するとともに、横穴墓から出土する副葬品等を通じて、陶棺に葬られた人物像について迫ります。
日本最大級の円墳である富雄丸山古墳の航空レーザ測量図
こちらの基本情報は掲載時点のものであり、変更される可能性がございます。
最新の情報は公式サイトにてご確認ください。