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1260年以上続く修二会(お水取り・お松明)厳粛で勇壮な仏事は必見
東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、天平勝宝4年(752)、東大寺開山良弁僧正の高弟、実忠和尚が創始されて1270年近く続いている、鎮護国家、天下泰安、風雨順時、五穀豊穣、万民快楽など、人々の幸福を願う行事です。この法会は、現在では3月1日より2週間行われますが、もとは旧暦の2月1日から行われていたので、二月に修する法会という意味をこめて「修二会」と呼ばれるようになりました。行中の3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には、「お水取り」といって、若狭井という井戸から観音さまにお供えする「お香水」を汲み上げる儀式が行われます。また、この行を勤める練行衆の道明かりとして、夜毎、大きな松明に火がともされるため「修二会」は「お水取り」・「お松明」とも呼ばれるようになりました。
東大寺;奈良時代(8世紀)に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺で「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)が本尊です。華厳宗大本山の寺院。
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