最終更新
石段を大松明を担ぎながら進む氏子に見物客は酔いしれる
熊野那智大社の例大祭は、別名「扇祭」「那智の火祭」として有名です。昔から人々は「水」を万物生成の根源と尊び、この那智の瀧を敬仰し、神として尊び崇め、那智山中腹に社殿を造営。「那智の火祭」は、この御遷宮、御鎮座をしのぶ神事です。十二体の扇神輿に遷御された御神体は熊野十二所権現を表し、その扇神輿の形象は飛瀧を表します。当日は白装束に烏帽子姿の氏子が大松明を担ぎながら進み、扇神輿と出会うと火の粉で祓い清める儀式が壮観です。
熊野三山;熊野速玉大社、熊野本宮大社、熊野那智大社の三社と、那智山青岸渡寺の一寺を「熊野三山」と呼びます。熊野三山は、熊野古道(熊野参詣道)中辺路によって結ばれています。
こちらの基本情報は掲載時点のものであり、変更される可能性がございます。
最新の情報は公式サイトにてご確認ください。