関西にある世界遺産：京都、大阪を含むエリア関西には、いくつ世界遺産が存在するか、あなたは知っていますか？

大阪、京都を含む関西は、1000年以上もの間、日本の都（首都）が置かれていた地で、悠久の伝統文化が各地に数多く残されているのが特徴です。日本国内の重要文化財約13,000件のうち47%が関西にあります。国宝に指定されている文化財も約56％を関西が占めています。さらに、日本で登録されている世界遺産の24%が関西にあり、日本文化の集積地と言えます。

ヨーロッパでは全ての道がローマに通じていると言われていますが、日本では全ての道が関西に通じているといえます。本州の中心に位置するこの地域は、常に国の歴史の中心的な役割を果たしてきました。古くは日本の皇室の歴史に伴って数々の巨大な墳墓も造成され、武士も活躍した時代の政治的な中心地であり、その象徴として姫路城を代表とする城の存在、商業的な側面では、大きな港が世界の他の地域に開かれていました。宗教的な側面では、日本人の精神文化を形成する影響力のある宗派の寺院が数多く集積しています。日本一の大仏のある奈良県東大寺もその象徴でしょう。さらに日本最大の仏教の宗派である浄土宗は京都に総本山を置いています。禅宗の総本山も同じく京都と福井県にあります。密教は高野山に真言宗の総本山を置き、天台宗は京都と日本最大の湖である琵琶湖の間にある比叡山の頂上に総本山があります。紀伊半島の巡礼の道として有名な熊野古道や神道、道教、仏教が融合した修験道へと続く小道も、桜が植えられた山々の風景で有名な奈良県吉野に本拠地があります。関西の至る所にある至極の日本文化を味わうためには人生の長さが足りませんが、まずは一歩ずつ関西を知っていく事があなたの人生における教訓を得るキッカケとなるのかもしれません。そしてそれは、関西にある世界遺産から始めてみるのがよいでしょう。世界はきっとその存在に息を呑むに違いありません。