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徳島では、大型で光沢のある塗りの人形を生かした、独自の大振りな人形操作「阿波の手」を守り伝える人形座や、繊細な表現を追求する座、新作や音楽とのコラボレーションに取り組む座など全国で最も多くの人形座が活躍しています。
農村舞台や小屋掛けによる野外公演、背景の襖絵を次々と転換させる襖カラクリなど人形浄瑠璃を多彩に楽しんでいるのが徳島なのです。
また、天秤棒で担いだ2つの木箱に数体の人形を入れ、街角や農家の庭先で、一人遣いで演じる「箱まわし」は、徳島独自の路傍の芸です。
阿波人形浄瑠璃の専門館として、母と娘の情愛を描いた傑作「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」を毎日上演しています。木偶人形に触れたり、舞台道具の展示コーナーがあり、阿波人形浄瑠璃の拠点施設となっています。