最終更新
明治期の日本は、近代国家として西欧列強に渡り合うための海防力を備えることが急務であった。このため、国家プロジェクトにより天然の良港を四つ選び軍港を築いた。静かな農漁村に人と先端技術を集積し、海軍諸機関と共に水道、鉄道などのインフラが急速に整備され、日本の近代化を推し進めた四つの軍港都市が誕生した。
百年を超えた今もなお現役で稼働する施設も多く、躍動した往時の姿を残す旧軍港四市は、どこか懐(なつ)なつかしくも逞(たくま)しく、今も訪れる人々を惹(ひ)ひきつけてやまない。
神奈川県 横須賀市、広島県 呉市、長崎県 佐世保市、京都府 舞鶴市
海上自衛隊舞鶴地方総監部会議所(旧舞鶴鎮守府司令長官官舎)
海上自衛隊舞鶴地方総監部施設 大講堂・海軍記念館
葦谷(あしだに)砲台跡(旧舞鶴要塞跡)
海軍割烹術参考書