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日本の春といえば、桜・お花見の季節です。ピンク色の花々が美しく咲き乱れるその景色は、一見の価値あり!そこで今回は春に関西を訪れる方に向けて、おすすめのお花見スポット5選をご紹介します。
京都南部を流れる2つの河川「木津川」と「宇治川」に挟まれた「背割堤」。およそ1.4kmにわたってつづく約220本の桜並木の美しさが絶景です。とくに薄紅色に包まれる桜のトンネルは圧巻のひとこと。青々とした芝生の広がる川沿いの風景とのコントラストもきれいなんですよ。地上約25mの高さから桜並木を一望する展望塔「さくらであい館」からの景色もおすすめです。
人気の観光スポット「大阪城」を中心に広がる公園も、桜の名所として有名。園内には約3,000本の桜の木が植えられており、なかでも美しいのは約300本の桜が咲き誇る「西の丸庭園」。満開の桜越しに見る天守閣の姿のほか、桜色に彩られた大きな石垣やお堀の風景にも注目です。そのほか大阪城内壕を約20分でめぐる「大阪城御座船」に乗船するのもおすすめ!迫力の石垣とお城、桜の景色を一度に視界におさめられるのはこの時期ならではの魅力です。
古くから多くの文人墨客に愛されてきた、日本を代表する桜の名所「吉野山」。「下千本」、「中千本」、「上千本」、「奥千本」と呼ばれる4つのエリアに約200種・3万本もの桜が群生しています。麓から順に開花していくため長く楽しめるのも魅力のひとつ。吉野山のなかでもとくに見晴らしの良い「花矢倉展望台」からはピンク色に染まった谷や尾根など、山の全景を一望することができるのでおすすめですよ。
関西で最も早く桜が見られるといわれる和歌山のお花見スポット。770年に開かれた由緒ある寺院の境内に約450本もの桜の木があり、県の重要文化財に指定されている本堂などを背景にした桜風景が楽しめます。鐘楼の朱色との対比は圧巻の景色!山の中腹にあるため眺めも抜群で、桜越しに「絶景の宝庫」と称される和歌浦湾を一望できます。
琵琶湖と京都を結ぶ運河「琵琶湖疎水」。京阪電車・三井寺駅から徒歩5分ほどの場所には約200本の桜が植えられており、両岸から疎水に向かって枝を伸ばす桜の風景が見どころです。見頃の時期には夜間ライトアップも実施。日中とは異なる幻想的な景色を満喫できます。近くにある「三井寺」も桜の名所(見頃は4月上旬~中旬)。多数の国宝・重要文化財、名庭を有する見ごたえのある寺院です。