神社参拝の基本!訪問前に知っておくべき豆知識とおすすめ神社
2020年01月09日
日本の神社は、多くの観光客が訪れる魅力的なスポットです。信仰の場である神社を参拝するには、基本的なマナーや作法を知っておくことがおすすめ。今回は3つの有名な神社と知っておくと便利な知識を紹介します!
日本の神社とは
神社とは、日本の伝統的な宗教のひとつである、神道の神を祀る施設です。日本国内にはおよそ8万5,000もの神社があると言われ、人々の信仰を集めています。一方で歴史や由緒のある神社は、古くから観光スポットとしても親しまれてきました。このように「聖」と「俗」の2つの顔を持つ神社は、日本人の暮らしや文化に欠かせないものとなっています。
参拝の流れとルール
神社内の歩道(参道)を歩くときは、中央は神が通る道と考えられていることから、なるべく真ん中を避けて歩いてくださいね。
参道を歩いていくと、柄杓(ひしゃく)が置かれた手水舎(ちょうずや)があります。ここで手と口をすすいでから、参拝に向かいましょう。手水舎では、まず右手で柄杓を持ち水をくみ、左手に少量の水をかけて清めます。次に柄杓を左手に持ち替えて、右手を清めます。さらに、再び柄杓を右手に持ち替え、左のてのひらに注いだ水を口に含んで軽くすすぎます。最後に残った水の入った柄杓を立てて、柄に水がかかるようにして清め、元の場所に戻してください。
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参拝をする拝殿などの正面には、賽銭箱(さいせんばこ)が置かれています。その前に立ち、まずお金を入れてみましょう。ご縁につながるという語呂合わせで5円や10円などのコインを入れるのが一般的です。その後、2回深くお辞儀をし、両手を胸の前で合わせてから肩幅くらいまで広げ、2度手をたたきましょう。そして両手を下ろし、最後にもう1度深くお辞儀をします。以上の作法を、「二礼二拍手一礼」と呼びます。
御朱印やお守り
神社の名前や祀られている神様の名前などに関するサインが「御朱印」です。各地の神社を参拝し、御朱印帳と呼ばれるノートにコレクションしている人も多数!御朱印を集めることも神社参拝の楽しみのひとつになっています。
参拝者向けに、お札やお守りなどを販売している神社も少なくありません。健康や交通安全、学業成就など、様々なご利益があるというお守りやお札があります。大切な人への祈りを込めてひとつ購入してみてはいかがでしょうか。
関西エリアで訪れるべき神社
【三重】伊勢神宮
伊勢神宮は、日本を代表する最も有名な神社のひとつ。正しくは「神宮」という名前で、その歴史は2000年に及ぶと伝えられます。境内は内宮と外宮の2つに分かれており、それぞれの参道には土産店や食事処などが軒を連ねています。
【京都】伏見稲荷大社
日本全国に約3万あると言われる、キツネをお使いとする神様「お稲荷さん」の総本社がこちら。参拝すると、商売繁盛や五穀豊穣にご利益があるとか。朱色の鳥居が無数に連なる、千本鳥居でも有名です。
【和歌山】熊野速玉大社
熊野速玉大社は、熊野本宮大社や熊野那智大社と併せて、熊野三山とも称される格式のある神社。ユネスコの世界遺産である、「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産としても知られます。境内にある、樹齢1000年と伝えられるナギの巨木も有名ですよ。
【施設名】 熊野速玉大社
【開館時間】 日の出~日没(授与所は8:00-17:00)
【休館日】 無休
【価格】 無料
【URL】
公式ホームページ(日本語のみ)
【住所】 和歌山県新宮市新宮1
【Google Map URL】 GoogleMap
神社は神様を祀る神聖な場所であると同時に、人々が集まりふれあう開かれた場所でもあります。正しい作法とマナーを守りながら、気軽に訪ねてみてくださいね。