淡路人形座の淡路人形浄瑠璃鑑賞
2020年03月13日
神事から始まった人形芝居が淡路島発で全国へ!
淡路人形浄瑠とは神事から発展した人形芝居として、淡路島に根付いている大衆文化のひとつ。かつては島内に大小さまざまな人形座があり、全国を回って人形浄瑠璃の魅力を伝えていたそうです。淡路人形浄瑠の特徴として真っ先に挙げられるのは、劇場ではなく野掛け(野外)舞台で行われるという点。そういった背景もあって観客が見やすいように人形が大きなサイズになり、動作も大きく、派手な演出へと進化していきました。
日本が誇る舞台芸術の最高峰を風雅な音色とともに
およそ500年以上という歴史をもつ淡路人形浄瑠璃。3人1組で一体の人形を操り、風雅な音色にのせて演じられる芝居は、何世代も受け継がれた日本が誇る舞台芸術の粋といっても過言ではありません。喜怒哀楽の人間ドラマを、人間以上に生き生きと動き描く人形が観客を夢の世界へと誘います。
1日4回、淡路人形浄瑠璃の公演を毎日実施中
淡路人形浄瑠璃の常設劇場がある淡路人形座。提灯に照らされた場内では、1日4回、毎日公演が行われます。公演が始まるまでは、演目のあらすじを事前に聞ける翻訳音声ガイドの利用をぜひ。事前にあらすじを把握しておけばより芝居が楽しめること間違いなしです。
芸術品としての価値も高い人形を用いる。
義太夫と三味線の座員は並んで演奏します。
180席を有するゆとりある観覧ゾーン。
喜怒哀楽を表現する見事な人形の演技に驚き!
幕が上がると三味線や太鼓の音色にのせて、ストーリーを語っていく義太夫。その伴奏に合わせて3人の座員によって操られる人形は、もはや人間の俳優以上の演技っぷり! 無機質な人形とは思えないほどの意思が伝わってくる動作・表情に、驚くほど喜怒哀楽を感じさせてくれます。またセットチェンジの際の幕間時には、目の前で人形操作の実演があったり、人形と記念撮影ができたりとお楽しみも盛りだくさん。地元に根付いた大衆文化に見て触れて、その魅力が存分に満喫できます。
演目は時期によって異なる。正月時期に訪れた際はめでたい演目も行われていました。
釣竿や船をはじめ、人形以外の道具も巧みに操られています。
面や衣装など、貴重な展示物が多彩に勢揃い
また劇場の後方に設けられた資料コーナーもチェック! こちらには実際に舞台で使用される面や衣装など、貴重な展示物が多彩に揃っています。さらに動作の様子が一目でわかるよう、衣装を着ていない状態の人形や面の断面図も展示公開。一体の人形を「足」「左手」「頭と右手」と分担して3人で操ることの難しさや、長年継承され続ける創意工夫あふれる仕組みを貴重な資料とともに学びましょう。
人形のからくりが一目でわかる貴重な展示。
面の内部の仕組みも公開している。
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●施設情報
この体験ができる施設はこちら!
>施設名称
淡路人形座
>体験名称
淡路人形浄瑠璃鑑賞
>住所
〒656-0501 兵庫県南あわじ市福良甲1528-1
>営業時間
公演開始時間10:00、11:10、13:30、15:00
臨時公演9:00、16:00 ※臨時公演は30名以上の利用で、15日前までの事前予約が必要
>定休日
水曜(12月25日~31日は年末休館、臨時休館あり)
>予算
入場料大人¥1,800、中高生¥1,300、小学生¥1,000、幼児(3歳以上)¥300
>支払い方法
現金のみ
>受け入れ可能(グループ)な人数
1名~
>電話
0799-52-0260
>多言語サポート
なし(あらすじを説明する翻訳音声ガイドサービスあり)
>注意事項
*特になし
記事提供:GOOD LUCK TRIP