懐石・会席料理とは?知っておきたい京都のおすすめ店とマナー&フレーズ
2023年11月08日
和食の本場・京都を訪れるならぜひ食べてほしいのが「懐石・会席料理」。今回はおすすめの料理店のほか、食事中に守りたいマナーや覚えておくと便利な日本語フレーズをご紹介します。
懐石・会席料理とは?
“かいせき (kaiseki)”と呼ばれる料理には「懐石」と「会席」、2つの表記が存在します。それぞれに源流が異なっていて、「懐石」は茶道の世界から派生した料理の形式のこと。茶の湯をより楽しめるようにとる軽食という位置づけで、「茶懐石 (cha-kaiseki)」という別称もあります。一方の「会席」は宴席などで提供され、お酒とともに楽しむ料理のことでした。現在ではどちらも同義で使われ、「旬の食材を楽しめる日本料理のフルコース」を指す場合がほとんど。季節の野菜・魚介などを使った刺身・焼物・煮物などを中心に構成されます。
知っておきたいマナー
懐石・会席料理を食べる際に知っておきたいマナーをいくつかご紹介しましょう。
・お皿を持って食べる
和食ではお茶碗やお椀、小皿料理の器は手に持って食べるのが正しいマナー。手のひらに乗らないサイズのお皿はテーブルに置いたまま食べましょう。
・箸づかいのマナー
日本の文化では美しい箸づかいを大切にします。何を食べるか迷って料理の上で箸をウロウロさせたり、箸で器を引き寄せるなどの所作はマナー違反です。
・温かい汁物から食べる
和食は食べる順番も大切。温かい汁物から始めるのが一般的です。その後は、料理の風味や香りを存分に味わうために、味の淡泊なもの(刺身など)から味の濃いもの(揚げ物など)の順で食べましょう。
注文時に便利なフレーズ
料理を注文する際に覚えておくと便利な日本語フレーズをいくつかご紹介します。
・すみません。(sumimasen)
店員さんに呼びかける言葉です。軽く手をあげながら声をかけましょう。
・これをお願いします。/これをください。(kore wo onegai shimasu / kore wo kudasai)
メニューの中の写真や文字を指差しながら使うフレーズです。
・○○は何ですか?(○○ wa nan desuka?)
メニューや料理の中に不明な点がある場合に使うフレーズです。
▼○○にあてはめられる単語例
これ(kore)
この肉(kono niku)
この野菜(kono yasai)
・○○は食べられません。(○○ wa taberare masen)
食べられないものを伝えたい時に使うフレーズです。
▼○○にあてはめられる単語例
豚肉(buta-niku)
牛肉(gyuu-niku)
生魚(nama-zakana)
イカ(ika)
辛いもの(karai-mono)
おすすめ店をご紹介
京都にあるおすすめの懐石・会席料理を楽しめるお店を2店ご紹介します。どちらのお店も京都市中心部にあるので観光途中に立ち寄るのにぴったりですよ!
松井別館 花かんざし
1店目は人気旅館「松井別館 花かんざし」。宿泊せず食事だけでも楽しむことができます。ヘルシーな湯葉から食べ応えのあるステーキまで様々なメイン料理から選べる種類豊富なコース料理が自慢です。
【施設名】 松井別館 花かんざし
【開館時間】 11:00 am~10:00 pm
【休館日】 無休
【価格】 平均予算:昼4,000円、夜7,000円
【URL】
公式ホームページ(日本語のみ)
関西観光本部ホームページ
【住所】 京都府京都市中京区六角高倉東入ル
【Google Map URL】 GoogleMap
即今 藤本
2店目の「即今 藤本」は海外の有名グルメガイドで星を獲得するなど国内外で評価を得ているお店。料理は店主のおまかせコースが基本で、季節替わりの懐石料理を厳選ワインとともに楽しめます。
【施設名】 即今 藤本
【開館時間】 12:00 pm~2:30 pm、5:00 pm~10:00 pm
【休館日】 水曜日、年末年始
【価格】 平均予算:昼8,000円、夜17,000円
【URL】
公式ホームページ(日本語のみ)
関西観光本部ホームページ
【住所】 京都府京都市中京区2条通寺町東入ル榎木町92-12
【Google Map URL】 GoogleMap
いかがでしたか?ぜひ古都・京都で、味はもちろん見た目も美しい「懐石・会席料理」を堪能してくださいね。