渡航前にチェック!大阪・奈良・京都の季節別気候と服装ガイド
2023年11月09日
海外旅行をする際は、どのような服装を選んだらいいのか悩みますよね。この記事では、関西方面への旅を計画している方に向けて季節別の気候とそれに合った服装をご提案します。
日本の四季について
四季の変化がはっきりと感じられる日本。麗らかな春からはじまり、強い日差しが降り注ぐ夏、木々が鮮やかに色づく秋を経て、最も気温の低くなる冬が到来します。南北に長く延びる日本列島では、同じ季節でも地域によって気候が大きく異なるのも特徴。そのなかでも列島の中心に位置する関西は、年間を通して比較的温暖で過ごしやすいエリアです。
大阪・奈良・京都の気候とおすすめの服装
2府4県にまたがる関西地方のなかでも、主要観光スポットが集まっているのが大阪・奈良・京都の3都市。これらの地域の気候とそれに合った服装を、季節ごとに見ていきましょう。
春(3月~5月)
爽やかな気候の春は観光にぴったりの季節ですが、3月は月平均気温8℃前後と、まだ寒さの残る時期。日中は20℃を超える日もありますが、朝晩は冷え込むのでコートが必要です。桜の花が見頃を迎える3月下旬頃から徐々に暖かくなっていき、4月には平均14℃前後まで上昇。日中は長袖シャツにパーカー、カーディガンなどで過ごせますが、依然として寒暖差が大きいため薄手のコートやジャケットも用意しておきましょう。5月に入ると平均19℃前後まで上がり、長袖シャツ1枚で過ごせるように。30℃を超える日も少なくなく、昼間は半袖シャツで過ごせることもあります。ただし日によって気温に差があるため、パーカーなどの羽織りものがあると重宝します。
夏(6月~9月)
6月上旬から7月中旬頃までは雨具が手放せない雨季となりますが、それが明けると本格的な夏の到来。6月の平均気温は23℃、7月は26℃前後、8月は28℃ほどと、徐々に上昇していきます。2019年は最高気温39℃を記録するなど、非常に厳しい暑さとなるので通気性のよい服装を心がけましょう。とくに京都は盆地特有のうだるような暑さが続くため、気温が最も高くなる午後は屋内施設を中心に観光するのも一案。台風シーズンを迎える9月(平均気温24℃前後)も中旬頃まで残暑が続きますが、下旬には少しずつ気温も下がりはじめます。夏の間の服装は基本的に半袖でOKですが、室内は冷房が効きすぎていることも。6月、9月には気温差がある日もあるので、羽織りものを1枚用意しておくと助かります。
秋(10月~11月)
気候の良い秋は観光のベストシーズン。10月には台風の上陸があったり「秋の長雨」と呼ばれる雨が降り続く日もあったりしますが、過ごしやすい日が続きます。10月の平均気温は17℃前後と、半袖では肌寒さを感じるように。寒暖差が大きいので、朝晩も観光するなら長袖シャツに加えてパーカーやジャケットなどを用意しておくと安心です。11月の気温は平均12℃前後。上旬は長袖シャツの上に厚手のニットを重ねるくらいが丁度よく、中~下旬には冬用コートが必要になる日もあります。紅葉スポットなどで夜間ライトアップを見学するなら、冷え込みに備えてしっかり防寒対策を。大阪で人気のレジャー施設ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど海沿いのスポットも風が強く、より寒さを感じやすいので注意しましょう。
冬(12月~2月)
12月に入ると月平均気温は7℃前後、最高気温も平均11℃前後に。どんどん寒さが厳しくなっていくため、厚手のコートやダウンジャケットが欠かせなくなります。1月には平均気温がさらに低下し、大阪で6℃、京都で4.6℃、奈良では3.9℃に。2月(平均気温9℃前後)も同様の寒さが続くため、マフラーや手袋などを準備するなど、防寒対策を万全にしておきましょう。神社仏閣では靴を脱いで拝観・参拝することも多いので、靴下を厚手のものにしたり2枚履きするなどしておくのもおすすめ。雪が長く降り積もることはあまりないですが、京都では足元から冷えるような寒さを感じるためブーツで暖かくしておくのがベター。
いかがでしたか?滞在中、快適に過ごすためにも、渡航前にはこの記事を参考に旅支度をしてくださいね。
2025年に開催される大阪・関西万博は、4月~10月と約7カ月にわたって開催されます。この記事も参考にしながら皆様が良い旅ができるようお待ちしております。
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