熊野古道を歩いてみよう!~世界遺産を旅する~おすすめのコースと周辺スポット紹介
2020年11月16日
古くから巡礼の道として多くの参拝者が訪れる「熊野古道」。歴史を感じる古道はとても美しく、世界遺産にも登録されています。今回は、熊野古道の歴史や魅力、おすすめウォーキングコースをご紹介します。
熊野古道とは?
実際にウォーキングコースを歩いてみよう!
熊野古道には、複数のウォーキングコースがあります。今回は、初心者向けの「発心門王子(ほっしんもんおうじ)~熊野本宮大社」のコースをご紹介します。全長は約7kmありますが、ゆるい下り坂が多いので初心者でも気軽に楽しめますよ。
発心門王子からスタート!
「王子」とは、参拝途中で儀式を執り行う場所のことを指します。出発地点にある「発心門王子」は、熊野古道にある王子の中でも最も格式が高いと言われています。「発心門」とは、仏教の教えに従い、心を発する入り口という意味を持ち、ここからが「熊野本宮大社」までの神域とされています。
【住所】 和歌山県田辺市本宮町三越
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水呑王子(みずのみおうじ)
発心門王子から徒歩約30分のところにある「水呑王子」。水場やトイレがあるので休憩スポットにぴったりです。曲がりくねった古道が続き、フォトスポットとしても人気ですよ。天候によって霧がかかり、より神秘的な景色が広がります。
【住所】 和歌山県田辺市本宮町三越
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伏拝王子(ふしおがみおうじ)
水吞王子から伏拝王子へ進むと、畑に囲まれた美しい集落が見えます。特に天気のよい11月~2月の冬の時期は日の出から約30分の間に朝霧が発生。霧の中に見え隠れする集落の様子は幻想的ですよ。
眺望が良いので、晴れた日にはランチスポットとしても最適。伏拝王子には休憩所があり、週末には地元の物産品などを販売しています。熊野古道ならではのお土産が手に入るかもしれません。
【住所】 和歌山県田辺市本宮町伏拝
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祓殿王子(はらいどおうじ)
伏拝王子から続く古道を行くと民家が見えてきます。さらに進むと「熊野本宮大社」の鳥居が見えてきますが、その手前には「祓殿王子」がひっそりとたたずんでいます。ここは、熊野本宮大社を参拝する前に、身を清める場所として使われていたとみられています。
【住所】 和歌山県田辺市本宮町本宮
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ゴールの熊野本宮大社へ到着!
祓殿王子で身を清めたあとはいよいよゴール地点の熊野本宮大社へ!熊野本宮大社は、全国に4,700社以上ある熊野神社の総本宮です。広い境内には多くの建造物があり、建築様式や質感など細部までじっくり眺めることで、歴史の流れを感じられます。周囲は山々に囲まれ、自然を堪能することもできますよ。
【施設名】 熊野本宮大社
【住所】 和歌山県田辺市本宮町本宮
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周辺のおすすめスポット
続いては、周辺のおすすめスポットを2つご紹介します。熊野古道を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
熊野本宮大社旧社地「大斎原(おおゆのはら)」
熊野本宮大社を参拝したあとは、石段を下り「大斎原」へ行ってみましょう。「大斎原」は、かつて熊野本宮大社があった旧社地です。見どころは高さ約40mの巨大な鳥居!まるで神聖な領域への入り口かのような威厳ある姿で、パワースポットとしても人気を集めています。
【住所】 和歌山県田辺市本宮町本宮1
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川湯温泉
熊野古道エリアについて少しでも興味をもっていただいた方は、こちらの実際の体験記も読んでみてくださいね!
いかがでしたでしょうか?熊野古道に刻まれた時の流れを感じながら、ぜひ散策を楽しんでくださいね。