伝説のアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のシーンを巡る旅。
2020年12月01日
日本のアニメ界に大きな影響を与えた「涼宮ハルヒの憂鬱」の世界を体験しに行きました!
2006年の映像化以来、今なおファンから愛されている「涼宮ハルヒの憂鬱」。実際の風景が忠実にアニメ背景として描き込まれ、アニメーターによる丁寧な人物描写や、革新的なストーリーが日本のアニメの常識を大きく変えるきっかけになった作品の一つです。
日本では、アニメや映画の舞台となった場所を巡ることを「聖地巡礼」という表現をして、ファンたちがその場を訪れています。「涼宮ハルヒの憂鬱」はこのアニメの“聖地巡礼”という楽しみ方を日本に広げた作品と言われています。
それだけ、アニメの中に舞台となったといわれる場所がたくさん盛り込まれているのです。
アニメで観た風景が目の前に現れますよ!準備はいいですか?
登校の風景からスタート!
大阪梅田から約30分。阪急電車「甲陽園」駅へ。降り立つと、そこは正に「涼宮ハルヒ」シリーズの登下校シーンで目にした駅です。駅付近にはアニメの中で見覚えがある階段もありました!
駅から主人公たちが通う高校のモデルとなった西宮北高等学校までは、2kmほど距離があり、坂道なのでタクシーが便利です。高校は観光地ではなく、学校に通う生徒たちが授業をしているので、中には入れません。
ファンたちに「ハルヒ坂」と呼ばれている学校まで続く坂道や、学校の外観はまさにアニメーションで見たそのまま。本物の風景をアニメーションで再現する“京都アニメーション”の技術の高さをここでも感じました。
写真を撮るときは、学生や住民が入らないように気をつけましょう。
奇跡の復活「西宮北口駅前の時計塔」
次の“聖地”は阪急電車「西宮北口」駅の駅前です。
アニメの主人公たちが待ち合わせ場所にしていた時計塔がそこにあります。
実は、この時計塔。一度は撤去されなくなっていました。
涼宮ハルヒのアニメファンが廃棄前の時計塔を探し出し、多くのファンの希望により、この場所に奇跡の復活を遂げました。
今もシンボルとして大事にされています。
西宮北口からは徒歩で色々な“聖地”へ行くことができますよ!
●新池: ファンの間では「みくる池」と呼ばれています。鳩がたくさんいますよ。
珈琲屋ドリームでクリームソーダを
西宮北口周辺で、最後に訪れる“聖地”は「珈琲屋 ドリーム」
この喫茶店の元オーナーが亡くなり、閉める予定だったのをアニメファンや常連客の支えがあって、オーナーの家族が移転をして営業を続けています。そのため、外観はアニメとは異なりますが、喫茶店の中はアニメのシーンを感じる雰囲気。クリームソーダを注文しました!
店内には、世界各国から来た多くのファンが残した思い出ノートや、関連本、グッズなどがあり、世界中のファンの作品への想いを感じれます。
珈琲屋ドリーム
今回巡った兵庫県西宮市は「涼宮ハルヒ」シリーズ原作者の出身地。アニメの中では、至る所に西宮市の日常の風景が再現されています。
この場を訪れて、またアニメを観て「日本の日常の風景」を感じるのも楽しいかも知れません。リアルとアニメの世界が重なる面白い旅を是非体験してみてくださいね!