MIYAMA 京都の美しい山の風景に癒される旅
2020年12月01日
京都と言えば、かつての日本の都として文化歴史を感じる華やかなイメージがありますが、京都にはそれ以外に、「お茶の京都」「海の京都」そして「森の京都」と様々な顔があるのをご存知ですか? まだまだ知られていない京都の魅力。今回は、「森の京都」を感じる旅に出ました。
人と自然が共生する美しい場所 MIYAMA
「森の京都」とは京都府の中央に位置する、“豊かな森とともに発展してきた”京都のエリアです。その中でも南丹市にある「美山町」には、日本の伝統的な家“かやぶき民家”の集落が残されています。
“かやぶき民家”と言えば、岐阜県白川村の「白川郷」も有名ですね!この「美山」と「白川郷」の違いは、屋根の作りにあるんです。美山のかやぶき屋根は、ふっくらと丸みを帯びた柔らかな曲線が特徴。屋根の形にも京都らしさを感じます。
美山は京都駅から車で約1時間の距離にあります。春には桜が山を華やかに彩り、夏は清流で川遊び、秋は鮮やかな紅葉が山を染め、冬は雪景色を楽しめます。美山とは日本語で、美しい山と書くのですが、まさに四季折々の山の美しさを楽しめる場所。その自然と調和し、人々がこの地で暮らしています。
かやぶき民家で泊まる贅沢な時間
今回は、美山に数件ある宿泊施設の中で“美山FUTON&Breakfast”に宿泊しました。築150年のかやぶき古民家に泊まる体験ができます。観光中心スポットから少し離れているので、予約時に駅までの送迎をお願いしました。
“美山FUTON&Breakfast” ホームページ
ここは、古民家1棟を貸し切るスタイルの宿です。
今回は、何もしない。ただただこの自然豊かな場所を感じる。そんな贅沢な過ごし方。時間の流れに身を任せ、目の前に広がる山と景色を体いっぱいで感じました。
日本のかやぶき民家を含む伝統的な家は、土・木・紙などすべて自然のものだけで作られているんです。だから、家に居るだけで、自然に包まれて居るような落ち着く気持ちになりました。
そして、これも日本家屋の特徴の縁側。縁側で日光浴をしながら、お茶を飲んだり、山を眺めたり。縁側はかつての日本では、くつろぎや、もてなしの場としても使用され、多くの家にありました。民家を通じて、日本人の暮らしの文化も感じることができます。
部屋の中心にある囲炉裏では、夕食の鍋を作ったり、お湯を沸かしてお茶を淹れたり、ただ炭で火を起こして暖をとったり・・・炭火の火が弾けるパチパチする音まで心地よかったです。
効率よく過ごしたい人のために、ガスコンロや、電化製品の準備もあるので、ご心配なく。今回泊まったかやぶき古民家は、必要な食材が事前に準備されているので、誰にも邪魔されず、自分のペースで食べたい時に調理して食べることができます。食材はどれも美山産のもの。新鮮で、美味しかったですよ!
今回の宿泊体験は、大事に守られてきたかやぶき古民家で、自然のリズムに合わせた日本の暮らしを体験できました。とてもリフレッシュできましたよ!
散策・観光も充実!あなた好みの美山を探してみて!
美山の人気の観光スポットは、「美山かやぶきの里」と呼ばれる北の集落。国の重要伝統的建築物群保存地区に選定されている場所です。
散策をしても楽しく、写真に残したくなる景色に出会えます。
●美山かやぶきの里
もっとアクティブに動きたい方は、いろいろなプランを紹介しているので、美山のサイトが参考になると思います。
土地の美味しいお店の紹介や、体験プラン、美山までのアクセスも詳しく紹介していました!
京都美山ナビ
電動自転車のレンタルサービス
今回は秋の旅でしたが、ここはどの季節も美しい場所。また是非違う季節にも訪れたいと思います!