可愛い観光列車でいく、手ぶらで海釣りと日帰り温泉
2020年12月01日
関西で「魚」といえば、半島に位置する和歌山県。海流の影響から種類豊富でおいしい魚が釣れるといいます。和歌山市の加太港は大阪府(難波)から電車でたったの約90分+駅から徒歩15分で、思い立ったらすぐ行ける釣りスポット。初心者にもおすすめという、和歌山市観光協会の「釣り竿レンタル付きの海釣り体験 1500円」を使って港で釣りに挑戦してみませんか(7日前までに要予約/日本語の分かる方同伴のみ)。
せっかくならかわいい「めでたいでんしゃ」で
加太へは、大阪(難波)から南海電車に乗り和歌山市駅で南海加太線に乗り換えます。この加太線では「めでたいでんしゃ」というかわいい車体の電車が走っていることでも有名です。「鯛」は日本では縁起のいい高級魚として人気で、加太は日本有数の鯛の名産地。そこでこの電車が誕生したそう。事前に運行ダイヤが発表されるので、せっかく行くならぜひ乗ってみて!車体のポップな色合いもさることながら、車内のデザインも凝っていて、魚形のつり革やなど遊び心が満載です。
めでたいでんしゃ運行ダイヤ
目の前の港で釣りを初体験
釣り体験の集合は9:00に加太港の目の前にお店を構える「雑崎(さいざき)釣具店」にて。レンタルできる道具は釣り竿・仕掛け2セット・ライフジャケット・バケツ。餌代は実費です。「餌釣り」か「サビキ釣り」のどちらか選んで道具を受取り、説明を受けたら目の前の港で早速釣り糸を垂らします。しばらく待っても、初心者のせいか何の手ごたえも感じません。すぐそばに大阪湾に突き出た大波止があり、人気釣りスポットのようす。場所を変えて、家族連れや釣り好きの人に混じって再挑戦です。今度は何かツンツンと引っ張られるような感触が!急いで引き上げてみると、、、何も釣れてない!? 餌だけが消えているということは、焦って早く上げすぎたということか。魚との心理戦に敗北です。
お昼になり周辺の食事処からいい匂いがしてきたので、16時までレンタルできますが、今日はこれで切り上げることに。ちなみに、加太で釣れるのはスズキ、クロダイ、アオリイカ、アジ、イワシなどだそうです。
ランチは周辺にいくつか食堂がありどれもおいしそう。もちろん新鮮な海鮮ばかりで目移りします。
釣り後のお楽しみは温泉と人形でいっぱいの神社
雑崎(さいざき)釣具店の隣は「加太淡島温泉 大阪屋 ひいなの湯」という温泉旅館です。11:00-14:30、15:00-19:00の間、温泉入浴のみも受け付けているので、ぜひ立ち寄りを。さっきまで釣りを楽しんだ海を眺める露天風呂は開放感たっぷりで、釣りの疲れもほぐれていきます。昼食付のプランや、昼食と浴衣を着て夕方まで個室で寛げるプランもあり好評とのこと。
加太淡島温泉 大阪屋 ひいなの湯 ホームページ
さらに、「ひいなの湯」から道を隔てたすぐそばに、「加太淡嶋神社」の鳥居が見つかるはず。女性の健康にご利益があるほか人形供養で有名で、全国から持ち寄られた人形で拝殿はぎっしり。なかなか見ることのない迫力ある光景です。
加太港周辺は潮風のためか昔ながらの木造家屋が多く、港町の風情が残っています。周辺を散するのも楽しく、温泉や有名神社観光もでき、釣りだけに終わりません。のんびりとした時間を過ごしたくなったらぜひ出かけてみて下さい。