農園で完熟フルーツ狩り体験! もぎたては忘れられないおいしさ
2020年12月01日
日本のフルーツは品種改良を重ね手間暇かけて育てているから甘い! しかも、日本各地にブランド化した絶品フルーツが山ほどあるという。各産地で、完熟のもぎたてをお腹いっぱいになるまで食べてみたい、、、となれば、フルーツ狩に行くしかない!
関西でフルーツ狩りするなら和歌山県へ
和歌山県は本州の最南端に位置し、温暖でフルーツ栽培が盛ん。今回は一年を通して様々なフルーツが実り、日本有数の桃の産地としても有名な紀の川市へ。観光協会のWEBサイトで市内のフルーツ狩りができる農園を検索できます。このサイトの特徴は、フルーツ狩りを主とする観光農園だけでなく、一般の農家さんまでリーチできること。日本の農業の現場を間近で見られるのも貴重です。検索の結果、一般の農家さんの農園でのイチジク狩に決定
レンタサイクルでイチジク狩の農園へ
紀の川市は和歌山市からJR線で30分程度。目的の農園は駅から遠いので、JR粉河駅前のカフェでレンタサイクル(要予約)を利用します。市内にはレンタサイクルの拠点がいくつかあり、どこでも貸出・返却OKなので使い勝手がいい!
農園に着いたら早速イチジク畑へ。畑といってもビニールで覆った温室状態で全天候型。こうやって手を加えているからおいしいフルーツが収穫できるのかな? 温室の中はいくつものイチジクの木が育っており、その中に赤く色づいた実を発見! 実はイチジクが実っている姿を見るのは初めてで、アダムとイブが体を隠したというイチジクの葉の実物も初めて!まさか遠くアジアの国で初めて見ることになるとは。赤い実は捻ると簡単にもぎ取れ、断面からは白い樹液?があふれ出る。新鮮な証拠ですね。さっそくその場で皮をむいていただきました! 優しい甘さと柔らかな酸味に感激、瑞々しいフレッシュ感はもぎたてだからこそ。農園の緑の中で食べるとおいしさも格別です。隣には露地で育てているイチジクもありました。
レンタサイクル
猫の駅長さんに会いに
イチジクを堪能したら、レンタサイクルで市内を観光。770年に草創し国宝や素晴らしい庭を持つ粉河寺や、麻酔薬を発明し世界で初めて全身麻酔の手術をした、紀の川市生まれの医師・花岡青洲のスポットなど、市内には見どころが点在しています。フルーツをもっと食べたかったら、ファーマーズマーケットに寄ってショッピングもおすすめです。
紀の川市にはJRの他に、JR和歌山駅から発車している「和歌山電鐵」というローカル線があります。終点は紀の川市内の貴志駅。駅前にレンタサイクルの貸出・返却場所があるので、帰りは和歌山電鐵貴志駅から。というのも、駅にいる猫の「ニタマ」駅長に会いたかったからです。猫好きならご存知でしょうが、貴志駅は猫の「たま」が駅長を務めた有名な駅。日本国内のみならず世界中のファンを魅了したたま(2015年没)の亡きあとを継いだのがニタマ駅長なんです。駅に着いた時にはお昼寝中で挨拶できず残念。でも、遠目でも分かるモフモフの三毛が可愛い!! 駅の売店にはかわいい猫グッズがたくさんあるので、電車の時間には余裕をもって行ってくださいね
ホームで待っていると、白くてかわいい電車が滑り込んできた! 和歌山電鐵はかわいい車体デザインでも有名で、これは「いちご電車」と言うそう。車内はイチゴモチーフで飾られとってもキュート! かわいいデザインの電車は数種類あるあらしく、2021年12月には新たに「たま電車ミュージアム号」が誕生。かわいい電車に乗って、またフルーツ狩りに行きたいな。