大阪から日帰りOK!無人島・友ヶ島でフォトジェニックな景色を満喫
2020年12月25日
大阪から約2時間半でアクセスできる無人島「友ヶ島」。レンガ造りの廃墟と自然が織りなすフォトジェニックな風景が楽しめると話題のスポットです。この記事では、そんな友ヶ島の魅力をご紹介していきます。
友ヶ島ってどんなところ?
和歌山市の北西に位置する「友ヶ島」は、紀淡海峡に浮かぶ4つの島(沖ノ島・地ノ島・虎島・神島)の総称。19世紀の終わり頃には約600人の兵隊が駐屯する要塞として大規模に整備され、島内には現在も当時をしのばせるレンガ造りの砲台跡などが点在しています。これらの遺構が島の自然に溶け込むようにたたずむ景色は、まるでスタジオジブリの映画作品「天空の城ラピュタ」の世界のよう。島内には小高い山や舗装されていない道も多いので、動きやすい服装&スニーカーで訪れるのがおすすめです。
アクセス(大阪~友ヶ島):南海なんば駅から特急サザンに乗車、和歌山市駅で南海加太線へ乗り換え加太駅で下車。徒歩15分から20分の加太港から、友ヶ島汽船(定期船)に乗船し20分ほどで到着
【施設名】 友ヶ島汽船
【価格】 大人:往復2,200円、こども:往復1,100円
【URL】 公式ホームページ(日本語のみ)
【住所】 和歌山県和歌山市加太
【Google Map URL】 GoogleMap
ここが見どころ!友ヶ島のおすすめスポット
早速ですが、実際に訪れた際に外せないおすすめスポットを5つ紹介します!
1.第3砲台跡
島内に残る5か所の砲台跡のなかで最も規模が大きいのがこの「第3砲台跡」。第2次世界大戦終戦後に大砲は処分されましたが、現在は戦争遺産として自由に見学することができます。砲弾貯蔵庫や揚弾装置などが設けられた地下施設への立ち入りも可能。場所によっては暗いところもあるので、見学の際は懐中電灯を持参しておくと安心です。
【施設名】 第3砲台跡
【URL】 和歌山市公式ホームページ
【住所】 和歌山県和歌山市加太2673
【Google Map URL】 GoogleMap
2.タカノス山展望台
第3砲台跡のすぐ北側にあるのが「タカノス山展望台」。標高119.9mの高台にあり、眼下に広がるきらめく海と島々とともに、はるか遠くに四国や本州の山々が眺望できます。美しい風景を写真に収めたあとは、ベンチに座ってゆっくり過ごしてみるのも心地いいですよ!
【施設名】 タカノス山展望台
【URL】 和歌山市公式ホームページ
【住所】 和歌山県和歌山市加太2673
【Google Map URL】 GoogleMap
3.孝助松海岸
山のような形をした大きな岩が特徴的な「孝助松海岸」。あちこちに潮だまりがあり、貝やカニ、小魚など、海の生き物の観察も楽しめます。この海岸に生える立派な一本松には、その昔、難破した船に乗っていた親孝行の男が一人だけこの木に引っかかって助かったという言い伝えがあるのだそう。そろって一方向に傾く付近の木々から、海風の強さがうかがえますね。
【施設名】 孝助松海岸
【住所】 和歌山県和歌山市加太沖ノ島
【Google Map URL】 GoogleMap
4.友ケ島灯台
沖ノ島の西端にある「友ケ島灯台」は、1872年に建てられた日本8番目の洋式灯台。瀬戸内海原産の花崗岩(かこうがん)を使った石造りで、登録有形文化財(建造物)にも登録されています。高さ12m、直径4.5mの白亜の灯台と紺碧の海、抜けるような青空が美しいコントラストを描く景色が楽しめますよ。現在も現役で稼働しており、その光は38km先まで届く、国内2位の明るさなのだとか。
【施設名】 友ヶ島灯台
【URL】 和歌山市公式ホームページ
【住所】 和歌山県和歌山市加太2673
【Google Map URL】 GoogleMap
5.第2砲台跡
大阪湾へ侵入する敵艦への要撃砲台として設置された「第2砲台」。対岸にある淡路島に構築された砲台群とともに敵艦を挟み撃ちするため、島内西北部の海岸沿いに設けられました。現在は終戦後の爆破や風化等で壁が崩れ落ち、危険な状態にあるため、内部への立ち入りは禁止。外から眺めるだけでも、砲台跡と海岸線がつくる景色は迫力満点!砲台跡裏の海側からは瀬戸内海に浮かぶ淡路島を眺めることもできます。
【施設名】 第2砲台跡
【URL】 和歌山市公式ホームページ
【住所】 和歌山県和歌山市加太
【Google Map URL】 GoogleMap
加太港と島を結ぶ定期船は1日4本のみの運航なので、事前にスケジュールを確認してから訪れてくださいね。