Spritual KANSAI シリーズブログ3 : 関西を旅する魅力
2021年01月12日
関西地域は日本の精神文化の聖地であり、正真正銘のおもてなしに溢れる関西。そんな関西を「Spiritual KANSAI」と題して、様々なテーマを抽出しコラムにまとめてみました。本ブログシリーズでは、それらコラムを順に紹介していこうと思います。シリーズ第3弾は、「関西を旅する魅力」をお届けします。(以下文章は本サイトのSpiritual KANSAI コラムページ(https://kansaiguide.jp/rt/column/)より引用しています)
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関西を旅する魅力
引用元
ヨーロッパでは全ての道がローマに通じていますが、日本では全ての道が関西に通じているといえます。本州の中心に位置するこの地域は、常に国の歴史の中心的な役割を果たしてきました。最初の皇居と壮大な城での政治的な影響力を得て、次に商業的な側面で大きな港が世界の他の地域に開かれていました。日本人の精神文化を形成する影響力のある宗派の寺院が数多く集積し宗教的な側面もあります。日本最大の仏教の宗派である浄土宗は京都に総本山を置いています。禅宗の総本山も同じく京都と福井県にあります。密教は高野山に真言宗の総本山を置き、天台宗は京都と日本最大の湖である琵琶湖の間にある比叡山の頂上に総本山があります。神道、道教、仏教が融合した修験道へと続く小道も、桜が植えられた山々の風景で有名な吉野に本拠地があります。関西の至る所にある至極の日本文化を味わうためには人生の長さが足りません。関西地域は日本の精神文化の聖地であり、まずは一歩ずつ旅を始める事が正解です。想像してみて下さい。地平線から太陽が登る中、山の稜線、美しい海岸線、静かな小道が広がります。精神的な人々、伝統的な寺院の境内から日本庭園を眺め、古より続く修験道を歩き、温泉で癒される。心と体の瞑想。世代を超えて受け継がれる芸術の数々。技を極めた武道の師範。紅葉の中で頂く精進料理。和敬清寂を尊ぶ茶道。正真正銘のおもてなしに溢れる関西。世界はきっとその存在に息を呑むに違いありません。
アンジェロ・ディジェノバ